卒業生・在学生からのメッセージ・エピソード


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  大槻先生の思い出
   経営学部経営学科  昭和62年3月卒業  丸谷 康博 様

 大槻先生は、ゼミの教官であり、クラブ(山岳部)の顧問でした。
3回生になると、大槻ゼミに入るのが我がクラブ(山岳部)の不文律でした。
 今から20数年前、4回生の卒業を間近に控えた1月の午後に、寒風吹きすさむ経大の当時の体育館1階からA館に抜ける通路で、大槻先生とバッタリお会いしました。すると、先生は、「I君は、卒業する気があるのですか?」と話を切り出されました。先生によると、私と山岳部の同期生I君から、卒論も出てないし、何か事情があって、卒業しないのならそれは、それでかまわないが、どうするつもりなのか?同期である私なら、何らかの事情を知っているのではとの思いから、たまたま、見かけた私に声をかけられたのでしょう。お話している間に、先生に私の影がかかるので、失礼にあたるからと思い、場所を変えると先生も動かれ、どうも私が動くのに沿って体の位置を変えられるので、なんでかな?と思い、はたと、思いついたのが、どうも私を風除けにされているようで、確かに寒風吹きすさむ、当時の体育館の1階吹き抜けのところでは、私は、ちょうど良い風除けだったのではないかと思いました。
 しかし、風除けにはなりましたが、先生のご質問に関しては、答えることが出来ませんでした。同期生なのに、自分たちの将来に関しても、何も話しあうことはしないのか?ただでさえ、部員の少ないクラブなのに、そんなことも意思疎通は出来ていないのか?と不安が先生の顔に浮かんだのがわかりました。
 先生にはご心配をおかけいたしましたが、山の上に比べれば、下界では何とかなるだろうと、あまり留年することに罪悪感を抱いていないのも、クラブ(山岳部)の伝統だったのかもしれません。そのため、あまりに能天気な私の対応に、先生はそのとき、少し呆れ顔になられたように感じました。
 卒業してからは、やはり、山岳部顧問とOBということで、お席にご一緒させていただくことも多く、教室のゼミでの学習よりも、酒席の方が多くを学ばせていただいたような気がします。
 そんな大槻先生も、2009年2月に鬼籍に入られました。あらためまして、ご冥福をお祈りいたします。
合掌

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