大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001

大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001 page 15/40

電子ブックを開く

このページは 大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001

3歳の私の世界は近所の公園までだった。家から公園までの1本道には希望と不安が溢れていた。それから歳を重ねるにつれて世界は広がっていった。幼稚園、小学校から宇宙の果てまでどこまでも世界は広がっていくように思えた。そして今、現在。私の世界は自分の中だけになった。歳を重ねるにつれて世界の広がりを阻止されるようになったからである。それは『親』だったり『先生』だったり『社会』だったりその時々でちがうけど、『他人』と『同じ』でないと批判されるのだ。自分を守る為には自分の世界を押し込めるしかない。だから世界は広がらない。広げられないのだ。もし、いつかそういった枠がはずされる時がきたら、私はどんなに幸せだろうと思う。そんな思いも自分の中に押し殺して他人と同じフリをする16歳の私の世界は不安と焦りばかりがうずまいているのである。?県立姫路商業高等学校(兵庫県)?浦田みほさん?今までの自分、これからの自分?13とがんばり私立の高校に入学し、たくさんの友達ができ勉強もがんばった。しかしたくさんの友達ができ、不安なことが増え挫折してしまい退学してしまった。こんな自分が大嫌いで何もできない自分がとても情けなかった。?それから三年たち、またがんばろう、私にはやりたいことがある、また友達がほしい、勉強する場所がほしいと思いこの楠高校に入った。不安でいっぱいだったけど、友達にたくさんめぐまれていろんな年齢の人達といるから、今までと違う世界が増えてとても楽しい毎日です。挫折して遠まわりしたけど、私にとっては良かったのかなぁと思いました。これからの自分は、今までの私を忘れないで、好きになれるようにがんばりたいです。自分自身を好きになったら今より楽しくなれそうな気がするなぁと思いました。?規則という枠にしばられている自分だが、決して守らんとあかんと思ったことは一度もなかった。多分これからもないと思う。規則なんて物にあてはまってる人間なんて絶対におもしろくないし俺は嫌いだ。自分は自分、他の人はまったく違う。ふたごの人もそれぞれ違う一面をもっている。どこのだれが考えたかもわからない規則なんて守る必要はない。だが、俺はモラルは別の物だと考えている。だから俺は逆にモラルを守らない人間は嫌いだ。規則の中に人をいじめてはいけないや、障害者の人を助けなくてはいけないなどはない。モラルは自分自身の中で決める事だ。だからモラルは最低限、自分で守らないといけないという事だ。今の大人たちは、規則は守れていると思う。だけどモラルを大切にしてほしい。俺は絶対、モラルを持っている楽しい大人になる。俺の考えている事は他人には分からない。だけど俺は絶対間違っていない。たとえ総理大臣が言っても俺は俺だから。今の規則にしばられている日本に言いたい。自由に自分を表現しろ。一度の人生とか言ってるけど、今がそれなんだから。?姫路市立飾磨高等学校(兵庫県)?森本良さん?今までの自分、これからの自分?明るくなった。ぼくは、高校に入る前までは、生真面目だと周りから言われていた。学ランは、ホックまできちんととめ、学則・先生の言うことは、自分の中では絶対だった。友達以外は、僕と話そうともしなかった。?高校に進学でき、周りは知らない人ばかりで、最初は誰とも話さず、だまり込んでいました。何日もたつにつれて、ふと思ったことが、『このまんまじゃ、中学の時と一緒だ。このまんまじゃいけない。明るくなろう、少しずつ自分を変えてみよう。』その時ぐらいから、少しずつ明るく振るまえるようになった。?今、ぼくは明るい。例え方としては変になるけれど、考え方のわりと真面目な不良になった。簡単に言うと、気持ちの切り替えが出来るようになった。ふざける時、はとことんふざけ、時と場合によっては真面目になる。今、生徒会で風紀部長してます。悪ふざけの多い、?それに合わない風紀部長です。?神戸市立御影工業高等学校(兵庫県)?大山敬一さん?今までの自分、これからの自分?私は、今十七歳高校二年生です。今の私は人に支えられ、人に励まされて生きています。?中学生の頃、学校でひどいことをされた時も、私は友達に支えられめげることなく毎日学校へ行きました。友達がいれば寂しくもなかったし、辛くもなかったです。むしろ、そのことで友達の大切さや家族の大切さを強く感じました。?高校に入ってからの私は、やっぱり学校のことで悩んでいました。中学校の時と同じように、学校へ行きたくなくなるような出来事が起こって、正直辛くて辛くて自分自身がつぶれてしまいそうでした。?「もうしんどいなぁー。」?と思うばかりで、がんばろうという気持ちさえなくし、私には家族がいる友達がいるということさえも見失っていました。?でもその時、落ち込んでいる私に母がある一通の手紙をくれました。?「見失いそうだと思うけど、この世界に貴方は一人しかいない。あなたにしかできないことはある。人間は完璧じゃない。完璧じゃないから、足りない所を補って補って生きていくんだよ。がんばりなさい。」?その言葉にすごく励まされ、私の側には誰かがいてくれているということを思い出しました。でも、その安心感とともに、成長しないといけないなと思う自分がいました。少しづつでもいいから、人に頼ってばかりじゃなく一人で生きていけるようになりたいなって。人間はみんな一人ぼっちじゃない、でももし一人になった時、一人でもがんばろうって思えるように、一人でも生きていこうとする勇気も必要なんじゃないかなって。?私のこれからは、こんな目標であふれています。だから、精一杯生きていきます。?県立姫路商業高等学校(兵庫県)?三木麻里さん?今までの自分、これからの自分?