大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001

大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001 page 17/40

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大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001

15知られるのが怖かったのだ。?ここで初めて、私は自分が多汗症である事を発表した。今まで関わった人へ。握手をはぐらかしたり、その他不可解な行動は全てこのせいです。いやな気分にさせてごめんなさい。でも、私もこんな自分が嫌で堪りません。?多汗=私=多感。こんな式を作ってみた。多汗が劣等感を生み、それが様々な感情を築いた。私は今では自分の見方でものを見る事ができるようになった。多汗が多感な感性を作り、そして私がいる。そうして見ると、「多汗(感)は個性だ」と言える気がする。その個性を私はどう生かしていくべきか。それは私を表現していくことだろう。こんな私を、多汗症というものを、多くの人に知ってもらいたい。それが私に与えられた使命だと思いたい。?昔の自分と今の自分を比べて見るとたいして変わっていない気がする。だけど、昔の日記とかを見ると、今の自分との違いに驚いてしまう。昨日の自分と今日の自分はあまり変わっていないような気がするが、本当は変わっているのかもしれない。?人は簡単に変わってしまう、一年でも一日でも、一時間でも変わる時は変わる。?むしろ、変わらないでいるほうが難しいかもしれない。?一年後の自分と今の自分は全く違う自分なのではないかと思う。なら、せめてどういうふうに変わるかは自分で決めて行けるようにしたい。?変わる中にも変えないといけないものと、変えちゃいけないものがある。?せめてそれだけは一年後も覚えておきたい。?広陵高等学校(広島県)?持田光宏さん?今までの自分、これからの自分?退屈は人を殺せる…。そして私も…?私は、退屈に殺され、大人達が勝手に作ったシステムという悪魔にロボットとして生かされていた。今までは…そしてこれからは…?勉強しろ。決まりを守れ。言うことを聞け。いいかげんにしろ。なさけない。バカ。死ね。出て行け。いらない子。あんたダレの子。?昔から言われ続けてきた言葉。でも親の笑顔が見たいから必死になってがんばってたころもあった。あのころは本当に心がなかった。?数年の月日が流れ、檻の中に入れられていたロボットは空を自由に飛ぶ鳥にあこがれる。そして大事な、大切な、夢もできた。夢ができたことによって希望が生まれた。?これからの日々、私はこの檻を破り、翼を広げ、夢に向かって飛べる日がくるだろうか、許されるだろうか…。今はまだ不安でいっぱいだけど、きっとくると信じている。?そうしてロボットの私は人間に戻る…。?私は自分で歩きたい!!大切な夢のために…?柳井学園高等学校(山口県)?向井ひとみさん?ロボットが人間に戻れる日。?十七歳。だけれども、人を殺そうとは、思わない。それに、自分から死のうとも思わない。素直に、笑っていられる毎日に、幸せを感じていられる。?笑っていた。嬉しくも楽しくもないのに笑っていた。一人ぼっちの寂しさをごまかすように。そして、矛盾、恐怖、自分への苛立ち、友達への嫉妬が頭の中を支配していた頃。自分の居場所を見出すことができず、苦しかった。?十七歳で人間を分った様に言うのは、よくないかもしれない。でも、私は、思う。人間は、すごいと。それは、苦しいことに対して自分は、どのように行動すべきか、自分は、どのように考えればよいのか、悩む力があるから。?私が、毎日の生活に、幸せを感じていられるのは、悩む力があったからだと思う。悩んで悩んでした結果。私に、自分のことを愛しなさいと教えてくれたのだ。?県立城西高等学校(徳島県)?柳生真実さん?十七歳。だけれども?高校生になった今になって思うことがたくさんある。ただ目先の目標だけをせかせかとこなし、それを越えればまた何かやらなければならないことが生まれる。「中学生になれば」「高校受験に受かれば」そう思って、その山を越えてもやっぱり自分は何も変わらず、ただなんとなくの生活を過ごしているのだ。それが最近少しずつ変わりつつある気がする。自分のやりたいことをするために、今の高校に入った。今の高校に入るために必死に勉強した。その時々には目先のことしか見えなかったのが確かにつながっているのを感じた。過去の自分も現在の自分もそしてたぶん未来の自分も。後で考えれば、たいした事では決してないかもしれない。それでも、確かに必死に頑張ってきた自分がそこにいるのだ。?激しく後悔したこともあるし感激した瞬間も確かにあった。これからも、そんな自分を想いながら自分のやりたい、決して失敗したと言わない道をしっかり歩んでいきたい。?県立高松商業高等学校(香川県)?岩井美保さん?歩み?今までの自分は、すごく普通の事をして普通のことを考えながらごく普通に生きてきました。でも悲しいことも辛いことも楽しいこともたくさんありました。私は本当にごく普通でいいんです。ごく普通に生きたいんです。何かすぐれたものを持っているわけでなくても普通に自分らしさを大切にしていきたいんです。自分らしさって本当に自分だけのもので他人には真似できないものだと思うんです。自分らしさってこれからどんどん確立していくものだと思います。だからこれからの自分は普通らしさを持ちながら自分らしさを大切に自分の個性をどんどん発揮して悔いのない人生を送りたいんです。?県立高松商業高等学校(香川県)?橋本麻美さん?今までの自分、これからの自分?