大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001

大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001 page 29/40

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大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001

27大阪府の借金は今、4兆2876億円にも増え史上最悪だ。WTCなど三つの巨大ビルに945億円、大阪ドームに193億円、地下鉄やクリスタ長堀に101億円も投入している。これらのお金は市民の税金で賄っているそうだ。?はたしてこれらの建築物は今直ぐに必要なのだろうか。もっとお歳寄りの人のために安くて設備の整った施設を建てるべきではないだろうか。また障害者の人のために公道やバスの改善を行い、盲導犬を増やすべきだと思う。?税金は困っている人々のために使うべきである。誰も国の欲望を満たすために納税する人はいないだろう。でも生きている以上税金は納めなければならない。しかし国は軽挙妄動、政界は杓子定規。これでは今の日本の不況は何十年経っても不況のままだろう。今の首相小泉純一郎内閣総理大臣は国民の支持率が高く政治面では構造改革や不良債権問題など色々な問題があるが断固たる決意で頑張って欲しい。?府立藤井寺工業高等学校(大阪府)?塔本博之さん?二十世紀の社会へ?私は、いつも世界の平和を考えているわけではない。けれど武器が無くなれば…世界は、幸せに満たされると思っています。20世紀は、争いがたくさんあり、21世紀にまでその争いを持ち込み、傷跡を残し、新しい世紀を壊している。?この間、「地雷ゼロ」という番組を見て、私はすごく悲しくなりました。世界には、数えきれないほどの地雷があるのです。それも人々が普通に暮らしていて、子供達が遊び回るすぐ側にあるのです。だから無邪気に駆け回る子供が足を失くし走ることが出来なくなるのです。?同じ人間が、なんの罪もない子供を体だけじゃなく心までを傷つけているのがとても許せなくて涙がでました。けれど、地雷を無くし、心を癒してくれるのもまた人間なのです。世界中の人々が少しずつでも話し合い、それを続けることが意味のある新しい世紀の任務だと思います。?大阪福島女子高等学校(大阪府)?太田歩さん?幸せになるために?二十一世紀の百年で人間は太っていくと思います。理由は二つあります。?一つめは、世界が機械化してるという事です。人間は、かしこさと、ずるがしこさを持っています。ずるがしこさで、自分が楽できるようなロボットを、かしこい頭の人が作っていくのです。働くのは、機械とロボット、御飯を作るのもロボット、だから人間は動かなくなり太るのです。?二つめは、今は不景気ですが、これから小泉総理をはじめいろいろな人が日本を変えてくれると信じています。景気がよくなって、お金がたくさんできて、ぜいたくをして、外食が増えて、普段の食事もぜいたくになると思うので太ると思います。?しかしそこまで、機械が発達し景気が回復するのは私が死んでからだと思います。?残念な半面、これ以上太らなくていいのかな?と思うと少し嬉しいかもしれないです。?大阪福島女子高等学校(大阪府)?垣裕子さん?人間は、太っていくのではないだろうか?県立島原商業高等学校(長崎県)?私は、中学時代、産業廃棄物処理場焼却炉建設反対住民運動に参加した経験があります。住民たちによる稼動中の焼却炉を使用差し止めにする裁判闘争で、学生達と住民達が共同し大気の汚染状況や排ガスの動きを測定する事によりその危険性を立証する運動です。結果的に私達の測定等により蓋然的な環境汚染の危険性から焼却炉は仮差し止めばかりか本裁判でも使用が差し止められました。?この過程で、業者側の言い分に「ゴミ問題は焼却以外に手はない。この焼却炉を止めてもゴミ問題は解決しない。」とうそぶく様子が何度も新聞に載りました。しかし、本当にそうでしょうか?商品包装を簡素化し、ペットボトルの様に再利用する事によりゴミが資源になります。燃やし消し去るしか手がないと考えられた”ゴミ“が資源として再循環できる社会は、リストラ等のように不必要だと思われた人や老人に再び価値を与える、人や心を大事にする社会になると確信しています。?四天王寺羽曳丘高等学校(大阪府)?畠山有理さん?資源循環型社会構築を?北陽高等学校(大阪府)?山田慶介さん?現代の日本人と京都のお寺?つい最近、京都へ出かけた。そして醍醐寺へ行った。一歩その中へ入ると京都の風情がただよう、まるで今まで感じたことのない何かに感じた。そういうところの何かというのは、そう感じたことのないことだなぁと心の中で思った。??21世紀になるとますます便利な世の中になった。それは人間が楽に生活が送れるようになった。京都へ行くとそれがはたしてこのままでいいのかという疑問がわいてくる。特にお寺は、昔の人が一つ一つ手作りで仕上げた物だ。おそらく今の日本人にお寺を手作りで作れといっても無理に近いだろうと思う。?この便利さは戦後から、すべての日本人の頑張りでここまで登りつめた。現代人はそのことさえも忘れているのではないのか??お寺は、心を清めるというが、今の日本人は一度行くといいと思う。自分を違う場所から見つめられる。前文の何かとは、昔の人の考え方や気持ちがわかるということだ。リラクゼーションという言葉があるが京都のお寺へ行って廊下に座って庭を見ているだけで、それが味わえる。これから未来になると日本人も、もっと疲れてくると思う。その時、疲れを取る薬を飲むよりも、休みの日に、ちょっとお寺に足を運んで見てはどうか。きっと何かを見つけられるでしょう。僕もこれから、疲れたりするとお寺に行くと思います。?