大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001

大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001 page 33/40

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大阪経済大学 17歳からのメッセージReport2001

31う人しか選ばれない。選ばれた首相も思いきって自分の政治を実現する事ができて、すぐに首相が変わるという事もなくなるだろう。これを証明するためにも小泉首相のこれからの政治に私は大いに期待したい。?先日、私の家で四匹の子猫が生れました。母親の愛情を一心に受け、すくすく育った子猫達。今では自分で食べたり排泄したりできるようになりました。”我が子を育てる“そんな犬や猫でもわかる事をどうして人間ができないのでしょう。?最近よく話題になっている幼児虐待。私にはまだ親の気持ちはわかりませんが虐待される側の気持ちはわかるような気がします。子供は人形じゃない。親の付属品じゃない。一個人としてその存在を認めてほしい。つたない言葉や涙に込められた精一杯の訴えに気づいてほしいと思います。子供が大きくなるとこの訴えが凶器を盾に青少年犯罪になるのではないでしょうか。私も時々、凶悪な思いに駆られます。それを癒してくれるのは母の何気ない世間話なのです。?情報化社会につれ、最近はパソコンを習わせる幼稚園もあります。時代の波にのり、より高度な技術を学ぶ事も必要ですが、もっと根本的な温みを忘れていると思います。?長崎市立長崎商業高等学校(長崎県)?大崎瑠美さん?親心?最近、街中が恐ろしい事件で溢れている。『子供を虐待する母親』、『ストレスの発散として何人もの命を奪う人』。私が幼かった頃、こんなにも多くの事件は起っていなかったはずだ。だが、21世紀になってそういうニュースを見ることが多くなった。成長するにつれてよくニュースを見るようになったが、悲しい事ばかりが印象強くなって、いい出来事を忘れがちになっているときがある。今だって楽しいニュースを思いだすことができない。?いつからこんな世の中に変わってしまったのだろう。事件を起こしてしまった大人達を見ると、自分が大人になったときに同じことをしてしまうのではないかと怖くなる。この世の中を変えていかなければならないのは、私達若者だということはわかっている。しかし、その若者が事件を起こしているという現状もある。今、私にできることは、事件が起きないようにと祈るだけなのだろうか。?長崎市立長崎商業高等学校(長崎県)?倉橋裕子さん?提言21世紀の社会について?地球は青かった。しかし、今は灰色の星となりつつある。地球には緑の森林が茂っていた。しかし、今は荒野と砂漠が広がった。地球には恵みの雨が降り注いだ。しかし、今はその滴が酸性に変わった。地球には、珍重な動物が大地を駆けていた。しかし、それらの動物たちは絶滅した。地球には透き通るような海があった。しかし、今は濁って魚もサンゴも姿を消した。地球には晴れ渡る空があった。しかし、今は曇っていてとても暗い。地球には適度な太陽の熱が届いていた。しかし、今は紫外線が突きささり、日光浴もできない。?地球は便利になった。しかし、私たちに欠かせないものを失っていく。地球の時間は進んでいく。しかし、人々の心は衰えていく。地球はこれでいいのだろうか。地球はこんなにも叫び声を上げて、助けを求めているのに、あなたはいつまで気づかないフリをしているのか。地球はあなたがその手を差し伸べることを待ち望んでいるのに…。?長崎市立長崎商業高等学校(長崎県)?岳尾苑子さん?地球の声?21世紀の社会。私が1番注目したいのは、『時』の利用法である。「時は金なり」ということわざがある。時というものは貴重であり、金銭同様の価値があるという意味である。?考えてみると、私たちは時間を金で買ってきたのかもしれない。カップ麺やレトルト食品、コピー機や新幹線、飛行機など、社会全体が速いことは良いことだと時間の短縮を目指してきたのではないだろうか。たった100年前まではそんな便利な物はなく、みんながゆっくりと時間を過ごしてきたのだ。時間が短縮されると今度は私たちが時間に追われ、とにかくみんな忙しくなる。最近の日本人は「超多忙」といわれ、まとまった休暇もなく、遠くの自然にじっくりと触れる機会もなくなってきているはずだ。?私はより速いものを造っていくのも良いと思うけど、その前に豊かな生活環境と時間の余裕とゆうものをこれからの私たちは忘れてはいけないと思う。?長崎市立長崎商業高等学校(長崎県)?本庄邦子さん?時の利用法?「もう人も認識できませんね。」祖父の痴呆は6年間でここまで悪化しました。家族で祖父の介護をしてきましたが、祖父をみるために仕事ができなくなる、そうなるとお金もなくなる。うちには祖父を見るための十分なお金はないのよ。そう説得されて学生の私にはもうどうするコトも出来なかった。老人ホームにも色々種類があります。症状が悪化すると、又、老人ホームを移動しなければならない。?面会に行って帰る時、もう帰るの?っという祖父の顔にたまらなくなって私の家族は涙を流す。?私は、もっともっと日本が豊かになって福祉にお金がどんどん使われたら、そしたら祖父が家に帰ってこれると思う。すごく甘い考えなのかもしれないけど、もうそれしか方法がうかびません。家族がみんな一つ屋根の下に住める。そんなすてきな街づくり、それが私の目指す21世紀。?宮崎市立宮崎農業高等学校(宮崎県)?川邊明子さん?すてきな街づくり?