17歳からのメッセージReport2003

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17歳からのメッセージReport2003

17歳からのメッセージ?[受賞作品集]??銀賞? 16は決してうそではない。私は今、母はもちろん新しい家族が大好きだ。「子供でいられる時間は少ない」。ある日、ふと頭の中に出てきた言葉である。いつかテレビでやっていたか、親が言っていた言葉か、もしくは自分で思ったかは知らないが、何故こんな言葉が出てきたのだろうか。子供でいられる時間、「子供」とはいつまでなのだろう。二十歳を過ぎると大人になるのか、それでも人間の寿命は八十歳とすると大人でいる時間の方がよっぽど長い。でも、高校生になって「もう子供じゃないんだから」とか色々言われるようになった。そうなると「子供だから」と言われるのは最低中学校まで。私たち高校生は今、大人の階段を上ったのだろう。子供はよく「早く大人になりたい」と言うけど、子供という時間は短いのだから、子供でいるときをちゃんと楽しんでおかなくてはいけないと思う。いつかは嫌でも大人になるのだから。でも高校生は大人でも子供でもないところにいると思う。「もう子供じゃない」と言われる反面、「まだ大人じゃない」とも言われたりする。今、大人へとなっていくか、子供のままの心でいるかの大事なときではないだろうか。だとしたらやはり、子供でいたいかもしれないけれど、大人になるときは自分は大人なんだとちゃんと自覚をして進んでいかなければならないと思う。ちゃんとまっすぐ前を見て、大人へと。どうにかなるさ。これまでの私は、いつでも楽観的でした。自慢するわけではないけれど、勉強しなくても人並みに点が取れるので、私の頭の中には「向上心」という言葉はありませんでした。ある日、ダンスの授業で先生が言いました。自分を高めなさい―。なぜか、その単刀直入な言葉が、私の心に響きました。今のままで満足してはいけない。自分で目標を持って、それが達成できたら、さらに上を目指す。学校は、教科書を開いた勉強だけではなくて、心身を鍛える勉強をする場なんだ、と。遠回しに言われたら、頭に残らなかったかもしれません。けれど、率直なその言葉は、はっきりと私の心に響き、今までの自分と向き合う機会を作ってくれました。必要としている時に与えられた言葉は、なんだか心地よいものです。気づかなかったけれど、自分の心のどこかでは、変わらないといけないと思っていたのかもしれません。先生のその一言で、私の中で何かが変わりました。これからの自分は、向上心を持って生きていこうと、そう思えるようになりました。キッカケをつくってくれた先生、ありがとう。これからも、その単刀直入な言葉で、若者わたしたちを励まし続けて下さい。きっと、だれかの心に響くはずだから。将来の夢は何?なりたいものがありますか。なれそうなものを見つけましたか。今、やりがいのある生活してますか。誰かの生き方、行動に心ひかれたり感動したことありますか。本当に心の中をさらけ出せる信頼できる友と出会いましたか。時々自分に問いかける。変わりばえしない毎日。けれど忙しい毎日。あまり自己主張しすぎない程度に、いかにも優等生的にならないように、目立たないよう、道をはずさないよう、ちょっぴり気遣いしながら頑張ってるつもり。あれもしたい。これもしたい。現実と夢を交互にはかりにかけながら揺れている自分。なぜかわからないけど焦るような気分。ただ、どんな時も私を見守ってくれる家族の心を背中に感じ、これからも前向きに努力しようと思う。学校生活ができるこの大切な時、欲を持って自分を高めたい。私を支えてくれるみんなに感謝。ありがとう先生、大切な友よ、これからもよろしく!!今、ここに16歳の私がいる。高校に入って、もう2年目になる。「たったこの前入学したのにねぇ…」という親戚のおばさんの言葉の意味を今やっと理解した気がする。私が小学4年生の冬休みに、両親は離婚した。その時、兄弟3人を前に言った父の言葉が今も心に残っている。「父さんがお前たち3人を育ててやるから…」しっかりした口調で言った。私は長女で下には3歳離れた妹と、9歳離れた弟がいる。この時父の言葉を理解した私と妹はボロボロと涙をこぼし泣いた。気が付くと、言葉もまだ十分に理解できないはずの弟も泣いていた。あの日からもう7年―。私は母親がいないことを理由にして何度も父を憎んだ。そして反抗した。「何で自分だけ母親がいない、と理由付けられ、周囲に特別視されないといけないんだ…」と、悔し涙で眠れない日もあった。でも今思うと、そんな私を見ていた父が一番辛かっただろう。高2になった私には理解してくれる先輩、友達そして家族がいる。そんな人たちのためにも私は過去にこだわる自分を捨てようと思う。そして、周りをよく見れる人になりたい。そうすれば、きっと今の私のように温かく見守ってくれる人が見つかるかもしれないし、逆に力になることもできると思う。最後に、「父さんありがとう」私には、今離れて暮らしている3つ上の兄がいます。私にとってとても心落ち着く存在です。共働きをしている親は帰宅が遅いので、私がまだ小さかった時、兄は小学校から帰ると必ず一緒にいてくれました。そんな優しい兄が大好きです。この「17歳からのメッセージ」で、いつも素直に言えないありがとうを伝えたいです。私は中学3年生の頃、大きな悩みを抱えていました。でも、悩んでいる自分が恥ずかしくて誰にも言えず、毎日そのことを考えて胃が痛くなってしまいました。ずっと心の中に押し込めていたら、どうしようもなくなって学校へ行くことさえ嫌になりました。そんな時、兄だけが気付いてくれたのです。今にも爆発しそうだった私は、迷わず兄に話しました。兄は真剣に聞いた後、少しの言葉と前へ進む勇気をくれました。あの時、兄に背中を押されて踏み出した一歩が、とても大きな自信に変わって今の自分を支えていると思います。いつも迷惑かけて、ごめんね。わがまま言って、ごめんね。素直になれなくて、ごめんね。そしてその何十倍も、ありがとう。数えきれないくらい、今、あなたに伝えたい。私のクラスは、あまり団結力がないクラスでした。このクラスで楽しくやっていけるか不安だった頃もあります。そして一学期藤枝順心高等学校(静岡県)八木恵美さん子供の時間、大人のとき長崎市立長崎商業高等学校(長崎県)山城愛子さん向上心愛媛県立今治北高等学校(愛媛県)渡綾さん”自分“に問いかけてみよう兵庫県立松陽高等学校(兵庫県)礒部君子さん出会い人とのふれあいの中で…広島県立五日市高等学校(広島県)淺尾由紀さん今、ありがとう。広島県匿名希望今までの自分、これからの自分