17歳からのメッセージReport2005

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17歳からのメッセージReport2005

2年連続で30000を?超える声が届いた第5回。?厳正なる審査の結果、?受賞作品153点を選定。?進研アド商品本部?ベネッセメディア事業部?『進研プレス』編集長?中田裕二氏?熱い思いを秘めた?等身大の言葉たち?17歳からのメッセージ?受賞作品集??受賞作品選考会レポート?大人の書いたような「常識的」な文章は読みたくない。プロのライターや評論家ではないのだから文章が上手である必要もない。自分の熱い思いをどれだけ正確に表現しているか。それだけを基準に審査に臨みました。?最終選考に残った作品には、期待通り「熱」を感じられるものが多々ありました。特に、自分の周囲の高校生たち誰もがいつも感じていることではあるけれど、言葉にすることが非常に難しいテーマに向かい合っている作品には少なからず感銘を受けました。?大人になっていくことへの違和感、働くことへの期待と不安など、等身大のメッセージは、多くの高校生たちの共感を得られるはずです。受賞作品を一人でも多くの高校生に読んでもらいたいと思います。また、高校生の保護者にも、ぜひ読んでもらいたい内容です。?受賞作品からは無限の可能性を感じます。高校生向け進路情報誌『進研プレス』の編集内容にも、そのスピリットを生かしていきたいと考えています。?読売新聞大阪本社論説委員長?織田峰彦氏?人のつながりの大切さ?17歳の内面に見る?17歳は、周囲から強いストレスにさらされている。社会にあふれる刺激、インターネット、携帯電話で飛び交う様々な情報、将来への希望と不安。それらの一つひとつが17歳には、飛躍の機会にもなれば、挫折の一歩にもなる。?そんな時代に、どんな心の内を見せてくれるのだろうか、という期待を込めて作品を読ませていただいた。時代が変わっても、いつも近くにいる家族、友人、先生が、17歳の心のよりどころであり、人生の指針でもある、ということを改めて印象づけられた。特に、グランプリ、金賞に輝いた作品からは、そうした人たちとのつながりの大切さを教えてもらった。?大人の何気ない行動、言葉の端々を教材に、17歳は一日一日、成長している。豊かな人間関係が成長を促している。人を創るのは機械でもない。面面でもない。人間と人間の心と心のぶつかり合いから17歳は、脱皮していくのだろう。うれしくなった高校生たちだった。?2002年、創立70周年を迎えた大阪経済大学。その記念事業の一環として開催された「高校生フォーラム・17歳からのメッセージ」。好評を受けて行われた第5回の応募総数は31352点と、前回に続き3万点を上回る作品が寄せられました。応募高校についても北海道から沖縄、海外にいたるまで全国531校と多くの高校にご参加いただきました。?31352点の内訳は、テーマ①「今までの自分、これからの自分」13133点、テーマ②「働く、ということ」9880点、テーマ③「今、これだけは言いたい!」8339点。今回も、一点一点に、高校生たちを取り巻く切実な現状や心に秘めた本音が綴られ、高校生たちが自分の意見を語る場を強く求めていることを改めて感じました。?去る9月8日、大阪経済大学内にて選考会が行われました。?最終選考にあたった審査委員は読売新聞大阪本社論説委員長織田峰彦氏、進研アド編集部編集長中田裕二氏、(株)角川書店会長兼C.E.O.角川歴彦氏、元伊都高等学校校長松本公望氏、本学理事長松谷嘉、本学学長重森曉、教員からは柏木正、家近良樹、奥田聡、加藤久明、近藤直美、藤岡里圭、学生からは吉田周平さん、川口由起子さんの計14名。?作品は、希望、不安、怒り、悲しみなど人それぞれの複雑で繊細な心の内を見事に表現した個性的なものばかり。文章の完成度、素直な感情を表現できているか、おもしろさなど、各テーマとも選考基準が難しく、審査員の皆さんを悩ませました。そして厳正な審査によって、グランプリ4点、金賞8点、銀賞に66点、奨励賞に75点が決定。こうして、来年の開催への期待を新たに、第5回選考会は幕を閉じました。?2