17歳からのメッセージReport2011

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0917歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧鹿児島県立鹿児島盲学校高等部(鹿児島県)吉田華奈子さん冷えた心を温めて高等部に入学して一ヶ月が経った。病のせいで年下の私と同級生になってしまった女の子と二人きりの教室は、気まずさが絶えない。ふと窓辺に目を向けると美しいピンクのガーベラが凛然としてそこに立っている。そしてその隣の首を垂れ、今にも泣き出しそうな姿をした橙のガーベラを見て、私の胸は激しく痛んだ。まるで以前の自分のようだと。私の目に次々と襲いくる病は耐えがたい苦痛だ。しかし、周囲からの奥深い優しさを頂き、発症から三年かけて病を受け入れることができた。そのことを思い出した時、保健の先生がおっしゃっていた言葉が胸中に蘇った。「きれいに咲いたもの、折れかけているもの、枯れてしまったもの。花には色々ありますが人間も同じです。しかし、自分の意志と他者の助けによって道を開くことは可能です。」私はガーベラの茎に紙を巻き付けて補強した。きっとこの世に本当に独りの人はいないのだ。そのことを、級友の女の子にも気付いてほしい。同じ心の傷を抱えた人たちも必死に頑張っているのだということを実感してほしい。今、懸命に命を繋ぐこの花のように、苦しみながらでも心の中の光は見失わないで、全てを受け入れられる時はくると希望を持ち続けて…。多くの考えを与えてくれる花に感謝しながら、その一生に寄り添いたいと思う。今までの自分、これからの自分テーマ1春日部共栄高等学校(埼玉県)関根睦実さん未来をみつめて私の将来の夢は教師になることだ。幼い頃から漠然と思い続けていたが、なぜ教師なのか?と言う問に明確な答えを出しかねていた。高校3年になり、本気で自分と向き合う時間を持ち、マスメディアから流れる教師に対するバッシングやモンスターペアレンツの話を見聞きするうちに疑問が膨らんできた。夢の職業に絶望したわけではない。絶対に教師になりたい。そんな自問自答を繰り返している時あの震災が起こった。全てのものを飲み尽くした津波、学校も被災していた。そんな中、名簿を持って必死に児童生徒の安否確認をしている先生達の映像がテレビに映った。生徒を見つけて涙しながら抱き合っている「生きていてくれてありがとう」今まで暗く沈んでいた生徒は弾けるような笑顔になっていた。私はすごく感動した。心臓のドキドキが止まらなかった。ぼんやりと霞んでしまった夢の答えが見つかった気がした。教師と言う仕事は勉強を教えるだけではない、子供達の心も育てていくのだ。それは、被災地の教師達が見せてくれた姿であり、私の目指すべき道なのだ。教師とは、未来を担う子供達に希望を託す仕事だと思う。そのために私自身がしっかり勉強をして豊かな知識と心を身につけなければならないだろう。将来私の教え子達が世界中に羽ばたいて活躍出来るように…。まずは、この問題集の山をやっつけよう。高岡向陵高等学校(富山県)金瀬真弓さん頑張るということ私は、高校受験に失敗した。どうして落ちたのだろうと考え直してみた。ある程度、勉強はしていたのだけれど、理解している問題ばかりを何度も解いて、分からない問題からは、逃げるようにしていた。どうせ私には、教えてもらっても理解することができないと決めつけていた。嫌なことから逃げようとする。私の悪い所である。私立高校に入学し、初めは受験に失敗したことをずっと引きずって高校生活を過ごしていた。だがある日、部活動に一生懸命励む友人の姿を見て、私もいつまでもグズグズしていられないと思った。辛い過去ばかりを気にするのではなく、同じ失敗を繰り返さぬよう自分なりに頑張ってみようという気持ちへと変わった。そして、私は小さい頃から触ることが大好きだった、コンピュータの勉強に励むようになった。ワープロ検定やデータベースなど実技の資格を取得することで少しずつ自分に自信をつけることができた。将来は、その資格を生かしてコンピュータを扱う仕事をしたいと考えている。自分なりに努力し、頑張れば結果はついてくるのだということを学ぶことができた。一度、失敗することで人として、また大きくなれるのだと思う。石川県立野々市明倫高等学校(石川県)能崎愛さん約束ある日、家から出ると隣のおばさんと母が話していた。私が会釈すると「本当良い娘さんね。羨ましいわ。」と言われ、母と目が合うと私は目をそらしてそこを離れた。私は家族との約束を破った。昨日のことだった。私は友人と出かける前に、一緒に住む祖父母に「いってくるね!」と挨拶をした。「今日は皆居るから早く帰って来てね。」と言われ、「うん!」と笑顔で返した。そして、母の日に何もできなかったので、翌日母と花を買う約束もした。それから友人と会い楽しい時間はあっという間に過ぎてい銀賞65点