17歳からのメッセージReport2011

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06 17歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧私の学校の帰り道にはつい一年前に建てられた石碑がある。そう一年前、宮崎県を襲った口てい疫で殺された牛や豚が埋められた場所である。今では石碑の他にも花や水そして、白いテープでラッピングされた干し草がありそれには牛の絵が書かれてある。本当に忘れてはいけない出来事であった。当時、埋め立てをする際には交通規制が行われ、車はもちろん、自転車も通ることができなかった。しかし、埋め立て地の近くに通じる道があり、そこを通って家に帰っていた。通る時に牛が宙に浮かんでいたのだ。それは浮かんでいなくクレーンで吊るされていたのだ。その瞬間というのは今までない衝撃だった。通る間ずっと見ていた。見えなくなった後は心が痛かった。きっとあそこで作業している人達は辛かったに違いない。涙で前が見えなかったに違いない。その数日後から牛舎から牛の声はなくなった。それから一年、再び牛の声を耳にした。少しずつではあるが牛が増えている。埋め立ての場所には雑草が茂っている。雑草の下には牛が眠っている。畜産王国宮崎の復活を夢見ながら。今年の日本での大きなニュースと言えば東日本大震災だろう。宮崎県の口蹄疫が流行ったときは連日そのことばかり報道されていたのに、今となっては地震や津波のことばかりで口蹄疫のことは終わった出来事として私たちは忘れかけていました。そんな中この作品を読んで、これから先、口蹄疫のことや東日本大震災のことなど日本を襲った出来事を忘れてしまうのではなく、日本の歴史として心に留めておくべきだと思い、そのことに気付かせてくれたこの作品を選びました。宮崎県立佐土原高等学校(宮崎県)田原彰二さん日本一をもう一度ばあちゃんのいなりずしはうまい。1か月に多いときは平気で2回以上ばあちゃんがつくったいなりずしを母と父と僕とばあちゃんの家族4人で平らげてしまう。その量も並々ではなく、1日1人が10個以上食べ、それが2日続くのが1回分である。そんないなりずしには、ばあちゃんの料理歴60年以上の技と知恵によって独自に編み出された工夫が隠されている。作り方は極秘らしいが、いなりずしの皮だけでも色はクリーム色で、味も他のものとは全く違うし、中身は具が多く、5種類以上も野菜が入ったものである。それに何と言っても作るときの愛情の入れ具合が違う。また、ばあちゃんは家族だけでなく、近所の人たちにもいなりずしを配る。普段からいろんなものを物々交換しているようだが、とにかく食べ物をよくあげている。人付き合いの良い人だ。それに、そんな人と16年間も一緒に暮らしてきたから、僕も近所の人とは仲が良い。昔、昭和の時代にはこんな光景がよくあっただろうが、今ではこんなことは少なくなったとよく聞く。それは多分、元気の良い祖父母と関わる子供たちが少なくなったからだろう。僕はばあちゃんが大好きである。ばあちゃんのいなりずしが大好きである。そして、このいなりずしの味を忘れないだろう。いつか極秘のいなりずしの作り方を知って、僕も孫にいなりずしをお腹いっぱい食べさせてあげたいなあ。愛媛県立松山西中等教育学校(愛媛県)住田新太郎さんばあちゃんのいなりずし世の中の出来事から考える未来テーマ2今、これだけは言いたい!(自由課題)テーマ3学生審査員賞1点