17歳からのメッセージReport2013 page 15/48

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17歳からのメッセージReport2013

14 17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧17歳からのメッセージけ入れる」こと。「障害者」でも「障がい者」でもなく、みんなの中の一人として暮らしていけるように、あらゆる違いを受け入れていくことだ。今、これだけは言いたい!(自由課題)3テーマ日本航空高等学校石川(石川県)染谷彩さん青春高校二年生。勉強が仕事です。部活もします。恋もします。人生で一番良い時と言われるこのとき、私たちが求めているものは、「自由」と「青春」です。だけど、この二つを求めすぎるあまり、限度が掴めなくなる事があります。青春と思い浮かべた時に、男女共に思い浮かぶのが恋愛です。思春期真っ只中の私達は、簡単に人を好きになるし、嫌いにもなります。それは、友達同士でもそうだし、異性との恋愛関係でも変わりません。好きな人ができるのはとても素敵な事だと思うし、付き合うという事は、人との関係を考える為の良い機会だと思います。但し、人によって付き合い方というのは全然違います。会って話しをする人、抱き合ったりキスをする人、もしくはそれ以上。何をするのが悪いという訳ではないと思いますが、そのせいで沢山の問題が起きているのも事実だと思います。この年代で怖いと思うのが、ノリです。流れに任せて後先考えずに動いてしまう事が多いと思います。私自身は、恋愛はとても素敵なものだと思います。だけど、囚われすぎると他の事に集中ができなくなってしまうくらい大きな力を持っていると思います。だから、普段の生活に華を添えていける様な恋愛が、学生時代に合っている恋愛、そしてその延長線上の青春につながっていくものなのかなと思います。長野県松本蟻ヶ崎高等学校(長野県)三浦瑠璃さん1時間に1本の電車私が通学に利用している電車は、1時間に1本しか来ない。だから、何かの集まりで学校に集合する時もちょうど良い電車がないことが多く、集合30分以上前に学校に着いていたり、ぎりぎり間に合わないということが多々あった。また、ちょうど良い帰りの電車がなくて部室で1時間ほど時間潰しをして帰ることもある。初めは、1時間に1本しか来ない電車が嫌で嫌で仕方なかった。家に帰る時も乗りそびれ、1時間以上待った。朝は、その電車に乗るために早く起きて、ばたばたと家を出ていかなければいけないからだ。1時間に2本あれば…と何度願ったことだろう。そんなことを母に話した時、母は「不便かもしれないけれど、時間のけじめがついていいじゃん!!」と言った。その時の私は、電車に対しての不満を上手くきり返されて、もやもやしていた。けれど、今となってはなるほどなぁ…と思う。確かに、こんな電車じゃなかったら、こんなにも時間を気にしながら登下校をする自分はいなかっただろう。今でも、もう少し電車があればなぁ、と思う。けれど、この電車のお陰で、生活時間に電車の時間が組み込まれ、間に合うようにと時間を気にしながら生活をする私が今日もいる。岐阜県立大垣工業高等学校(岐阜県)杉村悟さん高校生の痛み高校生は痛い。高校生は痛みに耐えながら生きている。大抵の高校生は毎日同じことを繰り返している。大人に与えられた課題を、ただ機械的に消化しているだけだ。それが自分の為かもわからずに。大抵の高校生に夢はない。親に夢がないことで怒鳴られて考える気持ちすら失せる。友達に嫌われるのが嫌で友達の顔色ばかりを気にする。その日学校で言われた皮肉な一言は心に残る。夜はその言葉が心を抉えぐって怖くて、眠れない。ちょっとしたいじめだって目にする。人の悪口、先生の悪口、友達の悪口、自分の悪口がよく耳に入ってくる気がする。本当に心が痛い。高校生とはこんなに痛いものなのか。毎日毎日、心が痛いことばかりで、これから生きていけるのか。不安になる。でも乗り越えていくんだ。派閥があったり、いじめがあったり、将来に不安があったり心がどれだけ痛くなっても、痛みに耐えて大人にならなければならない。大人になって将来、自分が窮地に立ったとき今までの痛みを思い出して乗り越えていく。そんな危機から回避できる知恵を高校生活で見つけるんだ。僕は痛みから逃げない。立派な大人になる。静岡県立富岳館高等学校(静岡県)渡邉房恵さん和式トイレ私はよくトイレに長居してしまいがちだ。一人の世界というのか、妙な安心感があそこにはある。洋式の普及もあり、消臭効果の付いたものやセンサーで水が流れる等、なかなか洒落ている。さらに、蓋が開いたり閉じたりすると、つい頬が緩んでしまう。だが、和式にも良い所が沢山ある。和式といって思い浮かぶのは、学校だ。多くの人が使用するので、お世辞にも綺麗とは言いがたい。だけれど、期待をさせないあの姿形こそが、母がよく私に言う「早く出なさいよ。痔になるわよ。」という言葉を思い出させ、母の温もりさえ感じてしまう。さらに和式の利点は、それだけではない。どうしても、腹の調子が悪い時には長時間トイレに居なくてはならない時もあるだろう。そんな時は、和式での痺れを考えれば、ゆっくり洋式で踏ん張りたいところだ。だが、あのポージングこそ、健康面で良いストレッチになっている。股関節や足首も軟らかくなる。和式しかなかった頃に比べ、現代人は身体が固い人