17歳からのメッセージReport2013

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4117歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧17歳からのメッセージ道上に自転車道をつくりたがる。車両ならば、本来車道しか走ってはいけないと思う。しかし、なぜか自転車だけを差別していることが分からない。二つ目は、交通ルールについて。車よりルールが甘いことに、問題があると思う。今までも雨の日に傘をさして走っている人、ケータイをしながら走っている人、道路の右側を走っている人など、いろんな禁止行為をしている人が多い。これは、取り締まりの甘さ、ルールの甘さではないだろうか。三つ目は、サイクリングロードについて。日本には多くのサイクリングロードがある。しかし、標識には、このように書かれている「歩行者優先」。名前は「サイクリングロード」と言っておきながら、歩行者優先とはおかしいと思う。本来ならば、自転車しか走れない道になっている。この日本の自動車、歩行者中心の考えがこのようなことを生んでいるのだと思う。これからはエコな時代になっていくと思う。それにつれて自転車も増えていくので、早急に自転車専用の道、レーンをきちんと作ってほしい。そして、みんなが安全に過ごすことのできる社会ができることを願っていきたい。長崎県立諫早農業高等学校(長崎県)野﨑由美子さん君はひとりじゃない私は中学2年の時、教室に行くことができず保健室で過ごしていた。ある悩みができたのだ。他の人にとっては何でもないことだと思うが私にとっては大きな悩みだった。親や先生になぜ教室に行けないのかと聞かれたが、言い出せず、親ともよく喧嘩をするようになった。家にも学校にも居場所がないように感じてこの世界で1人ぼっちになったような気がしていた。そんな時、なんでか私は母子手帳が見たくなった。今思うと自分が産まれた証を見たかったのだと思う。手帳にはなんだかよくわからないことが書いてあり、パラパラとめくっていくと最後のほうにメモのための欄があった。そこには「◯月○日今日お腹を蹴った。生きているんだと思った。」と母の字で書いてあった。それだけだったけど、私は涙が溢れて止まらなかった。とても親の愛を感じた。私は1人じゃない。私は思い切って母に悩みを打ち明けた。すると母は「そんな事で?」とか言わずに一緒に解決する方法を考えてくれた。私は母が受け止めてくれたことがうれしかった。今いじめによる自殺をニュースでよく見るが私は言いたい。いじめを受けている子の親には子供の悩みを「そんな事で?」などと言わずに受け止めて「大丈夫だよ。」とその子の心まで抱きしめてあげてほしいと。その子自身にはあなたは1人ぼっちじゃないよ。だから1人で抱えこまないできっと誰かがあなたを優しさで包みこんでくれるからと。長崎県立佐世保商業高等学校(長崎県)出口舞さん「ニホンミツバチ」を殺さないで!!私の父は、去年からニホンミツバチを飼い始めた。父は自分で巣箱を作り、毎日いろいろなお世話をしている。私は最初、ハチは刺すので「コワイ」と思っていた。しかし、ハチの中でもニホンミツバチは、飼い主の顔を覚えている賢いハチなのだ。だから一度も刺されたことはない。ニホンミツバチは、花の花粉しか集めないので、必死になって花を探し、巣に帰ってくる時には、落としそうなくらいたくさんの花粉を抱えている。その姿はとてもかわいい。そんなニホンミツバチは、他のクマバチやスズメバチなどに殺されたり、人間に殺虫剤で殺されたりする。あなたはニホンミツバチの良さを知らずに殺しているのではないだろうか。ニホンミツバチは、必死に集めた花粉で巣を作り、ハチミツを作り、それを人間が食べる。このハチミツには、薬用効果があり、私も口内炎ができた時には舐めている。そのため、普段よりも少しは治るのが早いように感じる。本当に、ニホンミツバチは、私たち人間の役に立つハチなので殺さないでほしい。そして、あなたの周囲にたくさんの花を植えれば、人間は目や鼻で季節を感じることができる。さらにニホンミツバチは、たくさんの花粉を集めることができて、一石二鳥なのだ。様々な理由でハチを殺す前に、一度ニホンミツバチやハチミツの大切さを考えてみてはどうだろうか。(長崎県)匿名希望病気になって思うこと2年生も終わりに近づき、もうすぐ最高学年目前の新年、私は甲状腺機能亢進症、通称バセドー病だと診断されました。新年早々始まったマラソン大会の練習で、少し走っただけですぐ息切れするので、最初は運動不足だと考えていました。ですが、校内マラソン大会の2日前に先生や友達の勧めもあり病院へ行くと、医師の先生には問題無いだろうと言われましたが、少し手が震えているようなので念の為、血液検査をしました。結果は翌日母に聞いてきてもらうことにしていたので、部活終了後、いつものように迎えに来ていた母に結果を聞くと病名を告げられました。バセドー病という病気を知らなかった為、私はただただ戸惑うことしか出来ず、「こんな病気の体に産んでごめんね。」と謝る母の後ろで泣きました。母を謝らせてしまう自分が情けないと思いました。バセドー病について調べれば調べる程、私の気持ちは沈みました。死ぬ程嫌な採血と毎日の薬だけは、どうしても慣れません。この病気になって、運動ができなくなったり、進学や就職の幅が狭まり、悪いことだらけだと思っていました。しかし、両親や友達のありがたみを改めて実感することができたり、真面目に自分と向き合うことができるようになり、今は何とかこの病気を受け入れられました。最近の検査では薬の効果で数値も正常に戻ってきています。1日でも早くこの病気を治し、また友達皆で走り回りたいです。