17歳からのメッセージReport2014

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1917歳からのメッセージ1917歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧えなさいと。人を傷つけるのはすごく簡単で、誰にでも間違いはある。でも重要なのは気づいたその後にどうするか。人の顔ばかりみてないで、自分自身で考えて正直になるべきだ。私は正直に言えて、先生に褒めてもらってから人に流されずに生きようと思えた。教えてくれてありがとうございました、先生。中学一年の時の担任の先生をみて思った。毎日学校に来たいくらい楽しい生活を送れた。ただ楽しいだけじゃなく人をよくみていて何かあったら気にかけて相談にのってくれる。周囲にそんな人がいるだけで安心できる。私も人に頼られる存在になりたいと思った。教えてくれてありがとうございました、先生。先生の存在、それは他人の目線から私達を成長させてくれる。先生の存在、それは私の中で大きな存在。鳥取県立米子南高等学校(鳥取県)今岡愛実さん大切なことある日友達が泣いていた。理由を聞くと、可愛がっていた犬の「ゆず」が不慮の事故で死んだらしい。いつまでも泣き続ける友達に何かできる事はないか考えた。すると、以前テレビで見たクローンを思い出した。私はその日、家に帰りさっそく調べた。そして、クローンは、遺伝子が絡む難しいものだという大雑把なことしか分からなかったが、ゆずと同じ遺伝子を持ち、なおかつ、外見も同じ犬を作りだせるという重大な事実を知ることができた。実際にもクローン犬を作った人がいるらしい。次の日になっても落ち込み目の周りが真っ赤な友達に、私は笑顔で自分が調べたことを伝えた。しかし、友達は、顔をゆがめ、「そんなのゆずじゃないよ。遺伝子とかわからんけど、ゆずは一匹しかおらんよ。」と泣きだした。そこで私は自分の大きな間違いに気がついた。そして、人ごとのように考えていたことを謝った。死んでしまった生物や人が、自分の大切な存在である場合、時間を戻して欲しい、生き返って欲しいと思うだろう。このままクローン技術が進歩すると、そういう考えを持った人々が手を出しやすくなる。確かに科学上は同じ生物だ。だが、「中身」は同じではない。同じ人は存在しないとはこのことだと思う。様々な技術の恩恵をうけている私たちは、それに飲みこまれそうになっている。私たちの課題は、技術の進歩ではなく、「中身」について考えていくことではないだろうか。岡山県立岡山南高等学校(岡山県)畑紗里花さん美しい人数々のテレビ番組で、よく目にする光景がある。大豪邸に住み、数えきれない程の宝石や豪華なドレスで着飾って、食事は高級レストランへ。華やかできれいだなと感じる。相対して、世界には、有害物質が含まれた水を飲まなければならなかったり、わずかなお金を稼ぐために危険なゴミの山で缶やビニールを拾い集める人達もいる。また、紛争地域では、私達より小さな子供が兵士にされ、銃を持って殺し合いをしている。自分の生まれた国の資源が豊かか乏しいか、気象条件が良いか悪いか、そして国の政治が国民のためなのかどうかで、同じ人間として生まれたのに、こんなにも人生が違ってくるのだ。彼らを助けたいと思っても、世界レベルの協力がないと不可能だし、協力を得られたとしてもかなりの年数がかかるだろう。そんな現実の中、自らがそのような地域に赴き、病気に苦しむ人、また、紛争で傷を負った人の治療を行う医師、くたびれたTシャツに髪を一つにまとめ、それをサポートする看護師の存在を知った。自らの命が保証できる場ではないにも関わらず、流れる汗を拭い、懸命に患者を助けようとする彼らが、どんなに素晴らしいか。宝石やドレス、髪型を整え、着飾っている人より、困っている人のために働き、努力し、力になっている彼らの方が何倍も美しいと思う。人間としての価値は、財産や地位で決まるのではなく、いかに自分以外の者に無償の愛を提供できるかで決まるのだ。岡山県立玉島高等学校(岡山県)永原聡子さん空私の住む岡山県は、「晴れの国」と言われている。その名の通り一年を通して雨の日は少なく、雲一つない綺麗な青空が広がっていることも珍しくない。私はそんな、晴れた日の空を眺めることがとても好きだ。青空と言っても何種類もあって、空はその日その日と違う表情をしている。そこがまた、空の魅力であり、毎日見上げてもちっとも飽きることがない理由なのだろう。ある朝、家のふすまの隙間から朝陽が差し込んできて目が覚めた。いつもフェリーに乗って職場に向かう母はもう既に起きていたので、「おはよう。」と私が言うと、母はとても驚いた様子で、「どうしてこんなに今日は早起きなん?」と言ってきた。早起きが苦手な私は、陽が昇っている空など滅多に見る機会がなかったし、母をびっくりさせるほど早く起きれたということもあり、その日は一日中わくわくした気持ちが止まらなかった。嫌なことがあった日も、落ち込んでいる日もいつでもどこでも空は私たちの頭上に広がっている。そう考えただけで自然と明日からまた頑張ろうと思うことができる。これから幾度となく困難に立ち向かう時が来るだろうが、私はその度に空を見上げ、悩み、考える。それを繰り返して人間としての成長を少しずつ積み重ねて行こうと私は思う。広島県立竹原高等学校(広島県)井川美花さん大人と大人私は今、これだけは言いたい!と思うのが、大人が大人に見えないことです。例えば、駅のホームで多くの目があるのにも関わらず抱きついたり、キスをしたりしている大人を見るといい大人が何をやっているのかと少しあきれます。さらに言いたいと思っている事は、尊敬できない大人の人が多いということです。例を挙げると、私達に一番身近な教師の