17歳からのメッセージReport2014

17歳からのメッセージReport2014 page 42/48

電子ブックを開く

このページは 17歳からのメッセージReport2014 の電子ブックに掲載されている42ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
17歳からのメッセージReport2014

4117歳からのメッセージ4117歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧力のなさを痛感した。高校生の私たちではまだ地域の大きな支えとなるのは難しいかもしれない。それでも、日ごろから地域の高齢者に目を向け、自分がこれから何をすべきかしっかりと考えていきたいと思う。愛媛県立宇和島東高等学校(愛媛県)田中豪さん走る理由鳥肌が立った。初めてだった。感動して涙が出たのは。毎年11月3日、全国高校駅伝愛媛県予選。七区を走った先輩が先頭でゴールテープを切り、全国高校駅伝への切符を手に入れたのだった。兄がやっていた長距離、駅伝というスポーツ。幼い頃からずっと見てきた。かっこよかった後ろ姿に憧れ、今自分は走っている。しかしどうだろう。自分は駅伝シーズンは補欠にも入れないような底辺の実力だ。大切な夏の走り込みの時期に練習中に捻挫し、ギプスで過ごした。もちろん実力もない。ケガが完治した後も、ブランクは大きく、思うように走れない日々が続いた。しかし、ある日のポイント(普段よりキツい)練習。根拠はないが、走れる気がした。今日はいけると勝手に思った。そして走れた。清々しく、うれしかった。「先輩に迷惑をかけたくない」という思いが体を動かしたのか、「もう負けたくない」という根性が体を動かしたのか分からない。でもその日から変わったのは事実だ。力も確実についていった。そして今、自分は走っている。今、ふと考えてみると、走ることが嫌いになったことがあっただろうか。なぜしんどい思いをしてまで走っているのか。返答に迷う必要なんてない。好きだからだ。もっと速く走りたい。もっと強くなりたい。さあいくぞ。もう一度、都大路の舞台へ│。長崎県立佐世保商業高等学校(長崎県)小田彩歌さんスリッパも心もきれいにみなさんは、トイレに行ったあとは、きちんとスリッパを並べていますか。私は、トイレに行った時、スリッパが並べられていると、はきやすいし、とても気持ちがよくなるので、毎回、毎回スリッパを並べるようにしてます。そうすることにより、自分や次にトイレを使う方、両方とも気持ちがよくなります。以前、「トイレは、汚いし、誰もスリッパを見てないよ。」ということを聞きました。それは、間違っています。トイレのスリッパがある場所は、家での玄関と同じだと思います。玄関を見るだけで、家が片付いているのか、その人の人柄などがわかります。トイレも同じようなものだと思います。トイレのスリッパを見るだけで、トイレは、きれいなのか、トイレの特徴がわかってきます。こういう風に考えると、スリッパを並べることは、とても大切なことだとわかります。スリッパを並べることは、とても心がきれいになり、トイレもきれいになります。私は、今、みなさんにトイレのスリッパをきれいに並べるということを言いたいです。トイレのスリッパをきれいに美しく並べて、私の心もみなさんの心もそしてトイレもきれいにしましょう。きっとスリッパを並べるという小さな心掛けで、みんなを幸せにすることが出来ます。長崎県立佐世保商業高等学校(長崎県)平野華さん父私の家は、母子家庭だ。父と母は、私が小学校5年生のときに離婚した。離婚の原因は知らされなかったが、だいたいの想像はついている。こんなんじゃないかなと。父との記憶は、少ししかない。スーパーでガムをねだったが買ってもらえなかった。その時は反発せずにガムを棚になおした。父は休日はいつも家でダラダラしていた。遊園地に連れて行ってもらったことはあるが、1回しか覚えていない。母が言うにも、良い父親とは言えなかった。でも私は、父のことがだいすきだ。なぜなら、例え良い父でなくても、父親らしいことをしてもらっていなくても、私の父だからだ。父がいなければ私もいない。中学3年生のとき、母から、父が再婚し、もうすぐ1才になる娘がいるということを知らされた。その時は、少しは強がったがすぐ泣いてしまった。捨てられたと思っていたが、よく考えれば私の方が父を置き去りにしていた。父をいきなり一人にしてしまっていたのは、私の方だ。だから今は、父が再婚したことも受け入れられている。母も、私の父であるということに変わりはないと言ってくれた。そして、こういうことがあってから私に1つの夢ができた。それは、婚約者を連れて父に会いに行くことだ。幸せになりますと報告するのだ。もし父子家庭や母子家庭の人がいるならこれだけは聞いてほしい。例え父か母と離れて暮らしていても、その人はあなたの親に変わりはないのだから、その人を忘れないでほしい。長崎県立佐世保商業高等学校(長崎県)渕上佐和子さん何かの為に。今、やりたいことは、たくさんある。例えば、旅行。映画の撮影場所やアニメの現場となった所などに行きたいと思っている。その為には、お金や自由な時間が必要だ。やらなければならないこともたくさんある。勉強、部活、習い事、その全てが上手く行く訳でもない。私は、やらなければならないことの中で一つも楽しい事がない。習い事の中で、ピアノをやっているが、練習曲ではなく自分の好きな曲が弾きたいし、指の練習もやりたくない。だが、指の練習がなければ、曲は弾けないし、練習曲がなければ音の感覚をつかむことも出来ず、好きな曲を弾くことは難しくなる。つまり、「やりたいこと」の前に「やらなければならないこと」が必ず出てくるのだ。「やりたいこと」をする為には何をすべきか、私にはまだ、わからない。だから、親に「あれをしなさい。」「これをしなさい。」と言われても、それがどこに繋がるのか不思議に思う。