17歳からのメッセージReport2014

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08 17歳からのメッセージ08 17歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧だけマシ。」というコメントも寄せられていました。そこで少女は募金活動も始め、アフリカの子ども達にも給食を食べさせてあげる事に成功したのです。九歳という小さな女の子が自分の為に始めたブログで多くの子ども達を幸せにしてくれました。私は、この話を見てとても幸せな気持ちになりました。今まで私達は、年齢や人種など様々なもので隔たりを作ってしまいましたが、インターネットの中ではそんなものはありません。一人一人が自由に発言でき、尊重され、世の中を変える一言につながると信じます。私も小さなことから変えていけるような人間になりたいです。今、これだけは言いたい!(自由課題)3テーマ大阪市立大阪ビジネスフロンティア高等学校(大阪府)津村まみさん笑顔「きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う」高橋優さんの「福笑い」という曲の歌詞であり、私の大学生のいとこが大切にしている言葉である。彼は対人恐怖症を克服するために趣味のカメラで笑顔の写真を撮り続けた。学祭では1万人の笑顔の写真展も行った。そんな彼が突然亡くなった。信じられなかった。沢山の写真を残して。彼の通夜、葬儀には本当にすごい数の人が集まった。もちろん彼に笑顔の写真を撮ってもらった人の姿も。彼には笑顔で繋がった沢山の友人がいるのだ。みんな悲しいはずなのにそこには笑顔があった。わんわん大声で泣き叫びながら笑っている。みんな彼が笑顔を大切にしていると知っているからだ。私は吹奏楽部で沢山のステージで演奏させてもらっている。よくあるホールで座って演奏ということもするのだが、私たちは動物園などでの野外ステージが多い。立って笑顔で曲に振り付けやダンス、歌、寸劇を入れながら演奏している。するとお客様が立ち止まって手拍子をしてくれたり笑ってくれる。笑顔の交換をしている様でシャボン玉に包まれたみたいに幸せな気持ちになれる。いとこの死から1年。今でも彼を忘れる日は無い。逢いたくてたまらない。彼はカメラを通して笑顔を人々に届けた。だから私は吹奏楽で笑顔を届けたい。いつの日かそれが彼への恩返しとなり、この世界の共通言語が笑顔になると信じて。兵庫県立芦屋国際中等教育学校(兵庫県)福井沙奈さん今これだけは言いたい親に罵ののしられながら子どもは育つのだろうか。「馬鹿」は私の日常だ。それはずっと当たり前で今更変えることは難しい。もはやそれが私の基盤なのだ。そんな私だってあるかもしれない夢を見る。私は将来の夢に保育士を選んだ。実習で保育所へ行った時、仕事が休みにも拘わらず子どもを預ける親を何組も見た。さも当然だと言わんばかりの顔で門から出ていく親と、それを日常として受け入れる子ども。私がこの仕事を選んだのはきっとこの現状に同意を求めたからだ。言い方は悪いが私と同じ様な子どもに慰めを求めたのだ。責任を知らない大人が何故子どもを産むのかと何時も思う。一時の快楽の為に間違えてか、はたまた愛の結晶の証が欲しかったのか。子どもは結晶なんかじゃない。間違いなく命のある人間だ。しかし皮肉にも子どもは無力だ。一人では生きていけないから、親の軽率な行動で生死を左右することなど容たやす易いのだ。自信を持って言おう。人が育つには罵倒の言葉ではなく、愛がいるのだ。貴方が相手に注ぐ筈の愛を子どもに注いでほしい。そうすれば自ずと子どもを産み出した相手を愛することに繋がる。「馬鹿」が日常になった子どもが次に伝えていくことが綺麗なことだとは限らないし、自分を産んだことに後悔をする親を子どもは見たくない。「産んでやった。」はお門違いだ。私だってあんたに産んでもらいたくなかったさ。宮崎県立宮崎西高等学校(宮崎県)竹之下史織さん外離れと自己尊重最近、若い世代の「外離れ」が問題視されている。昔と比べて今は、外で遊ぶ子供が少なくなったらしい。そしてその原因というのは、ゲームや携帯電話、漫画等の普及によるものだという人が多い。しかし、若者の外離れの原因は、本当にそういったことだけなのだろうか?確かに、それらも原因の1つではあるだろう。しかし、実際に子供が遊ぶような公園や広場を見ると、「ここで騒音をたてないで下さい」「ボールで遊ばないで下さい」などとかかれた看板が至るところにある。そういったものを目の当たりにすると、ゲームや漫画だけが原因ではないように思えた。私も小さい頃、友達と近所の公園で遊んでいた時に、通りすがりのおじいさんに「うるさいからここで遊ぶな!」とどなられた覚えがある。それ以来、その公園では遊ばなくなった。他の友達も同様である。「最近の若者は…。」と大人は言うが、その「最近の若者」を作り上げたのは大人だ。外で遊ぶ子供が減ったと嘆いている割にうるさいから遊ぶなとも言う。そんな事を言われたら誰でも遊ぶ気を無くすだろう。私は、どっちが正しいとは言わないが、この世の中が、子供が目一杯外で遊べて、それを微笑ましく見守る大人が増えるようなものになってほしい。お互いがお互いを認めあい、尊重できる。そういうところにしていきたい。沖縄県立南風原高等学校(沖縄県)宮崎花澄さん私の特技「趣味や特技は何ですか。」と聞かれると、私は毎回「琉球舞踊と三さんしん線です。」と答えます。私が五歳の頃、祖母が琉舞教室に通わせてくれたのが始まりで、小学校入学と同時に三線も習い始めました。中学校に上がるまでは、人前で歌ったり踊ったりすることが楽しくて好きでした。しかし、中学生になって思春期になると、周りに琉球芸能