17歳からのメッセージReport2015

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0917歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧銀賞金賞字率がほぼ百%であるのに対し、発展途上国では半分にも満たないというのが現状だ。そんな中では、この問題を解決するための手段の一つが教育だと思う。勉強する環境を整え、可能性を広げることが国を豊かにすることにつながるのだと私は思う。また、戦争などの武力や暴力で自己主張するのではなく、社会に出て生活することを教えるためにも私は先生になりたい。私は活動団体に出会ってから、いろんな分野にチャレンジし、物事を前向きに捉えることができるようになった。私の夢を話すと、無理だという人もいる。でも、やってみないと分からない。あのときあきらめずに続けていれば良かったと後から後悔はしなくてもいいように、私はこれからもチャレンジし続けたい。長崎県立佐世保商業高等学校(長崎県)中川苑香さん一センチ私と母には一センチの距離がある。誰にも見えない、誰も気付かない。けれども、確かに存在する、一センチ。二年前、母の癌が再発した。不安と悲しみに襲われた母は、精神の病にも苦しんだ。その時の私は、母の痛みと悲しみに寄り添う余裕がなかった。母と私は、目が合う度に喧嘩して、お互いを傷つけた。一センチは、その時に生まれた。私の家族は、とても仲が良い。活動的で、旅行やアウトドアが大好きだ。私たち家族から、笑顔が絶えることはない。オレンジ色のような家族だ。母も元気になり、私と母の関係も落ち着きを取り戻した。でも、私と母が二人で出かけることはない。私が母の車の助手席に座ることもない。一センチは、私と母の邪魔をする。この一センチに、時に助けられたり、時に泣かされたりしながらも、私は母としっかり向き合っている。私が私であるための、母が母であるための、大切な一センチなのだ。「卒業したら二人で旅行に行こうよ。」と、言いたいけれど言えなくて。いつ言おうかと悩みながら、一センチ先の母を見つめる。私の気持ちを知るはずもない母は、優しく私に微笑む。宮崎県立延岡商業高等学校(宮崎県)鴨林清夏さん○○世代大人たちはなぜ「ゆとり世代」と言って私たちを忌み嫌うのか。普段、様々な場面で「これだからゆとりは…。」「今の子は私たちの頃に比べたら…。」という言葉を耳にする。打たれ弱い、常識を知らない、など散々な言われようだ。私たちにだって言い分はある。今の若者がゆとり世代と呼ばれるような社会を作り上げてきたのは大人ではないのか。打たれ強くなるための壁を作らなかったり、常識を教えてくれなかったのも大人ではないか。ただこの時代に生まれて、大人が作った社会で生きているだけで「政治家の失敗例」と言われるのは腑に落ちない。しかし、私たちが今までの大人より優しい社会に生きてなまぬるい態度でいるのも事実かもしれない。土曜日に授業もない。その分自由に使える時間で未来の可能性を広げていきたい。政府がゆとり教育を導入したのは、何かしらメリットが発生するからだ。その期待に応えたい。私は、○○世代と名前をつけて区別する習慣がなくなることを願う。「ゆとり世代」、最近では「さとり世代」という言葉も出てきているが、このような言葉を使うと、まるでその前の時代に生まれた人の方が偉いと言わんばかりである。一種の差別用語にも聞こえる。日本全体からこのような言葉が消えて、「あの世代は」と区切る習慣が消えるのはいつになるだろうか。51作品銀賞今までの自分、これからの自分1テーマ福井県立盲学校(福井県)佐竹寿謙さん経験と努力することの大切さ私は今、うまくできるようになりたいと思っていることがあります。それは、絵を描くことです。なぜなら、絵を描くのは好きだけれど、絵をより実物に近い形に描くことが、できないからです。できないことができるようになるのは、とても大変なことだと私は思います。私は人前で話すことが昔から苦手でした。しかし、最近、学校行事で前に出て話すことが多くなり、徐々に人前で話すことになれてきました。しかし、時々、内容が相手に伝わっているかが心配になることがあります。その為、苦手なことを克服できるようにするには、経験と努力が大切だと思います。それでもまだ不安が残るものです。絵を描くことも、描きたいものをなぞって練習するという、私なりの努力の方法でうまく描けるようになりたいです。やはり経験や努力を重ねてこそ、上達していけるものだと思います。これらのことをふまえて、目標にかかげたことに対して、一歩ずつ成しとげることが大切だと思います。よって、これからたくさんの努力と経験を大切にして目標を成しとげていきたいです。山梨県立都留高等学校(山梨県)田中琴衣さん出会い小学三年生の時、私は自分の人生を大きく変える出会いを