17歳からのメッセージReport2015

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1517歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧銀賞金賞グローバル社会では人やモノ、お金が国境を越えてつながる。すると、我々は他国の事情を学びながら、日本について他国の人に発信しなければならない。しかし、以前私が見ていたテレビ番組では、「日本人は世界的に自己、自国について述べる力が乏しい。」と言っていた。このことが本当ならば、日本人はこのグローバル社会で最終的に生き残ることができないのではないかと、私は思う。だから、私達日本人は日本が抱える問題や日本古来の伝統、歴史を改めて学び、問題点には真剣に向き合う必要があると思う。そしてコミュニケーション能力を養うべきなのだ。自国の問題を解決できないのに他国の問題に首を突っ込み、解決できるはずがない。自国のことを知ることで、他国の問題も広い視野でとらえられ、解決しやすくなると思うからである。だから、私はこれからたくさんの書物を読み、色々な人の視点から「日本」という国と向き合おうと思う。広い視野から国と国のつながりや問題をとらえることができる、まさに「グローバル社会に適応した人間」になるつもりである。グローバル社会。複雑で長所も短所も持っている今をこれから生きる私達「子ども」がしっかり「学ぶ」ことで、良い社会がつくられていくはずだと思う。大分県立大分西高等学校(大分県)髙橋美寿季さんグローバル社会と出会ったとき社会がグローバル化していくのは、一人の人間が成長を重ね、社会へと活動の場を広げていく様子に似ていると思う。多くの人たちと接する機会が多いというのは、同時にさまざまな考え方、意見とも接することになる。そこでは、自分には理解できないような考え方に出会い、衝突してしまうことも少なくないだろう。二国間や、アジア、ヨーロッパといった地域という枠の中では認められた文化や習慣が、世界という多くの国々の目に触れる場所に立った途端、否定をされてしまうこともある。私も、中学から高校へ進学した時、環境の変化に少し戸惑った。色々な趣味、考えを持つ友人が一気に増えたのである。そんな中で私は、「確かにそんな考えもあるな」と思うことが多くなった。グローバル化していく社会でも、他の国の文化や意見を、互いに認め合うことが大切であると考える。日本にとってあまり重要ではない宗教も、世界的には戦争にもつながりかねないほど大切なものである。文化の違いにより戦争が起こったとしたら、それは初対面の人と趣味が合わないから攻撃することと同じである。新しい文化に触れた時に、「へぇ、こんな文化もあるんだなぁ」と考えることができる人が増えれば、グローバル社会も生きやすい社会になるだろう。今、これだけは言いたい!(自由課題)3テーマ日本航空高等学校石川(石川県)大見謝伶華さん人間は鏡なんだ。「人間は鏡なんだ。」私はこの一言を一生忘れない。これは、私が人間関係で上手くいかず悩んでいた時に中学時代の先生が私にかけて下さった言葉だった。初めは何の意味か分からなかった。というよりも、悩みが大きすぎてそれどころじゃなかった。でも、先生はずっと私の目を見て話をして下さったのだ。そして先生は言った。「今、先生はどんな顔?」私は答えた。「困ってる顔!」その時先生は「お前が困った顔してるから先生も困った顔になっちゃったよ。」と言った。その日の会話はそれで終わった。数日後、学年で楽しくレク大会をしていた時、先生が私にまた言った。「今、先生はどんな顔?」私は答えた。「楽しそうな顔!」そして先生は「皆が楽しそうに笑ってるから先生も笑顔になったよ。」と言った。その瞬間、私はやっとあの一言の意味が分かった。先生があの一言に込めた想いも。仲間が悲しそうだったら私も悲しくなる。仲間が嬉しそうだったら私も嬉しくなる。仲間が悩んでいたら私も一緒になって悩む。そう、人間は鏡なんだ。先生が言っていたのはこの事だった。これからの人生でたくさんの人と出会い、たくさんの悩みがでてくると思う。でも、私はこの鏡を上手く使えば乗り越えていける気がする。さっそく私も使ってみている。笑顔という鏡を。北杜市立甲陵高等学校(山梨県)浅川啓司さん真似することの有用性私は、真似することの有用性を伝えたい。以前までの私は、人の勉強法や人の良いところを真似することに抵抗があった。真似することはその人になりたいという憧れを示し、自分のせこさを感じてしまうので抵抗があった。しかし、真似することは、自分の成長にとても貢献してくれると感じた。私は、昔からバスケをやっているが自分の好きな選手のすごいプレーを見様見真似で出来るまで練習したことが何回もあった。その行為で私は、すごいプレーが出来るという自信を持つことが出来、もっと上手くなりたいという向上心もでてきた。また真似することを繰り返すことで、より良い方法はないのか考え、自分なりにアレンジすることが出来た。真似することをなくして自己流のものを作ることは出来ないと私は身をもって感じた。真似することはスポーツに限らず他の場面でも役に立つと思う。勉強面でも真似することで自信、向上心、自分なりにアレンジすることにつながるだろう。一方で真似することで自分で考えて行動することが減ってしまうというおそれもある。もちろん、自分で考えて行動することも大切だが、初めに真似するという行為を行うことで、自分なりの行動をして失敗した時に、どこがいけなかったのかを明白に知ることが出来ると思う。従って、誰かの真似をすることは、役に立ち、必要であると私はみんなに伝えたい。長野県中野立志館高等学校(長野県)下田瑛里香さん反抗期のお弁当お弁当を母が作ってくれるのは当たり前だと思っていた。