17歳からのメッセージReport2015

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2117歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧銀賞金賞博多女子高等学校(福岡県)黒瀬七弥さん「オタク」の楽しみ私には楽しみがあります。それは、自分のホームページで、好きなアニメの夢小説を書くことです。夢小説というのは、小説の主人公を自分の名前に替えて読める小説のことです。私は、学校から帰るとすぐにホームページを開き、書いている途中だった夢小説を編集します。自分の想像の世界を文にして書くのは楽しいです。そして、たくさんの人に読んでもらえることが、とてもうれしいです。私は夢小説を書くことが、楽しくて好きです。書くだけでなく、他の人が書いた夢小説を読むことも楽しみの一つです。人は、私のことを「オタク」と言うかもしれませんが、それでもかまいません。私はアニメが大好きで、「その世界に行きたい」と本気で思っています。だから、自分で小説を書いて、その世界に入ったような気分になっています。夢小説を書くようになって、よかったことがあります。それは、文で登場人物の行動や、表情の変化、場面のうつり変わり等を表現できるようになりました。私は毎日、「オタク」なりに、楽しく生きています。長崎県立佐世保商業高等学校(長崎県)小田彩歌さん「こんにちは」の一言でいつからだろう。近所の人に会っても挨拶をしなくなったのは。人とすれ違った時に気付く。私は挨拶をしただろうかと。小学生が挨拶をしていた時に考えさせられる。私も小学生の頃、無意識に出ていた「こんにちは。」がなぜ今は意識しないと言えないのだろうかと。私がバス停でバスを待っていた時の話だ。一人のおばあさんがバス停付近に落ちていた落葉を集めていることに気付いた。前から挨拶のことを考えていた私はすかさず「おはようございます。朝早くから掃除して下さってありがとうございます。」と言った。その方は、「おはよう。そんなこと言ってくれた人はあなたが初めてよ。」と返して下さった。私はその時、嬉しいと思う反面、少し悲しくもなった。そのおばあさんは時々、このバス停に来ては落葉集めをしていて、バスを待っている高校生によく会うそうだ。その時挨拶をされなかったら、相手にとって自分は存在しているのだろうかと不安になると悲しそうに話していた。私はドキッとした。自分も今までにそんな思いをさせていた人がいるかもしれないと思ったからだ。今、前の自分のように挨拶ができていない大人や高校生がいると思う。私は一人のおばあさんのお陰で気付かされた。そして私は伝えたい。挨拶ができている人にもできていない人にも。挨拶はあなたという新しい存在との人間関係を始めるための第一歩だということを。長崎県立松浦高等学校(長崎県)泊愛里さん仲間30人分のコップ洗い、水分補給のためのキーパーの用意、そして2升分の米研ぎをする。これが私の大好きな部活のはじまりです。私は野球部のマネージャーをしています。仕事内容は地味なことばかりだけど、私の、学校で1番楽しい時間です。仕事のひとつにおにぎりづくりがあります。他の部の人から見ると「わぁ、大きすぎだね。」と言われるほど、大きいサイズのおにぎりです。試合に勝つためには、きつい練習を繰り返すこと、そのためにバランスの取れた体格をつくることが大切だと思うので、少しでもその体格づくりを手伝えるよう、選手のことを考えながらつくっています。痩せている人は2個、味つきがいい人には味つきで、塩分をとりたい人には塩を多めにする、私たちはおにぎりを食べる人への期待を込めてにぎっています。それは、野球が大好きだからです。特に汗を流しながら、一生懸命にボールを追いかける同じチームの仲間が大好きだからです。学年関係なく仲が良く、きつい練習でもみんな一緒なら笑顔も出る、優しく話しかけてくれる大好きな3年生の先輩、これからもずっとこんなチームであり続けたいです。大変で嫌なこともあるけれど、私もみんなのために頑張るので甲子園に連れていって下さい!宮崎県立妻高等学校(宮崎県)穂満啓太さん魚に捧げる人生私は魚のことが好きで好きでたまらない。魚、魚である。は虫類、ほ乳類などいろいろあるが、魚には何よりも私を引きつける魅力がある。私が魚に魅力を感じる瞬間は、魚の顔を見た時だ。魚にはそれぞれ顔があり、私はそれらの顔を見るたびに癒やされてしまう。中でも特にナマズの顔が好きだ。ナマズは愛嬌のある小さな目と長いヒゲを持ち、他の魚にはない可愛さがある。私は、魚を見ることをはじめ、釣ること、食べること、育てることなど何でも好きだ。特に、釣る、食べることは私にとっての趣味の一つである。私は、釣った魚は必ず食べるようにしている。最近は、見た目がグロテスクな魚を食べることにハマっている。変な趣味だとよく言われるが、自分の釣った魚に責任を持ち、感謝して美味しく食べるというのは、釣り人として、人間として大切なことだと思う。これで私がどれほど魚好きか理解していただけただろうか。私と魚とは切っても切れない関係なのかもしれない。私は将来、魚関係の仕事に就きたいと考えている。なぜなら、私と魚は切り離せないのだから、思い切って魚中心の人生にしようと考えたからだ。私は、今、地球上に生存している魚が絶滅してしまわないように、魚が住みやすい地球を守ることを目指していきたい。鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校(鹿児島県)有川真椰さんお父さんにそっくりだね「お父さんにそっくりだね。」いろいろな人に会う度言われる。その度に、「父の子なんだから当たり前だ」と思う。でもその言葉は嫌いではない。