17歳からのメッセージReport2017

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17歳からのメッセージ3117歳からのメッセージ奨励賞学校特別賞応募参加校一覧学生審査員賞金賞銀賞グランプリ奥村先生は三年間毎日お話をしてくださいました。毎日話を聞くことはできなくなったけれど、表情や声も全て記憶しています。公立高校の合格発表日「中学校には戻らずに早く家に帰りたい。」という沈んだ気持ちで中学校に戻りました。奥村先生は給食を被服室に用意して待っていてくださいました。その時の泣きながら食べた給食を私は一生忘れないと思います。下を向いて泣いていた私に先生はずっと隣にいてくださって、朝からのクラスの出来事を話してくださいました。いつも通りの話を聞いているうちに、涙も止まり少し笑うこともできました。悔しい気持ちと不安な気持ちで固まっていた私の心を、柔らかくしてくださいました。もう一つ忘れたくない思い出は、先生に三年間お世話になったお礼と感謝の思いを言葉ではなく、バイオリンで伝えたことです。先生の好きな曲は、中島みゆきさんの『糸』という曲でした。糸の詞は温かく、曲調は優しく先生らしい素敵な曲だと思いました。先生と二人きりの教室で四年振りに弾くバイオリンに手が震えましたが、心を込めて歌うように演奏しました。演奏後、先生は涙ぐんでいらっしゃいました。最後の学活で先生は、「三年後、先生のところに必ず来るんだよ。」とおっしゃいました。今度先生にお会いする時は充実した高校生活を笑顔で報告できるようにしたいです。先生待っていてくださいね。私には可愛らしいばあちゃんがいる。私は二年前までは、ばあちゃん家に住んでいたが、親が再婚したので今は別々に暮らしている。私が小学生の時に母親は家を出ていき、その頃からずっとばあちゃんに育てられていた。いわゆる生粋のばあちゃんっ子だ。奥村先生への手紙横浜隼人高等学校(神奈川県)北村今日子さん私のばあちゃん富山県立伏木高等学校(富山県)佐賀大輝さんかためだよ。」と教えてくれて、その後にはヨーグルトの知識まで教えてくれた。私はヨーグルト博士に一歩近づいた気がした。久しぶりのヨーグルトはいつもと変わらぬ味だった。ヨーグルトの魔法が解けぬままであったが、この頃わかった気がする。おじいちゃんはヨーグルトにこっそり魔法をかけている。それは、『みんなが笑顔になる魔法』である。皆は「ぼっち」の本当の意味を間違えている。一人でいるから、ぼっち。それは違う。私たちは、大人には分からない息苦しさと日々戦っている。皆と同じことをしなければ集団からはじかれてしまう。なんて息苦しい世界だろう。結局私たちには、周りに染まるしか選択肢は残されていないのだろうか。こんな出来事があった。「○○ってうざくね。」そう聞かれ、「私はそうは思わないよ。」と、返した。きっと彼女は共感してほしかったのだろう。悪口を私に言っても面白くないと分かれば、誰も言ってこなくなった。悪口だけでなく、大事な話も。皆は知っていて、私は知らない。周りから見たら、ぼっち。それでも自分がどうしたいかを貫いた私は、寂しくなんてなかった。本当のぼっちとは、集団の中にいたとしても居場所のない人のことを言う。たとえ自分を貫いて一人になったとしても、寂しくはない。周りを見わたしてみた。共感がもらえないと不安になる、自分の色がない彼女。周りに染まることに息苦しさを感じている彼。その人たちは、きっとぼっちだ。気づくと、私の周りはぼっちであふれていた。ならば私は皆が言うぼっちを選ぼう。今、息苦しさと戦っている多くの人に伝えたい。周りなんて気にする必要はない。大切なことは自分がどうしたいかだ。さあ勇気を出して本当の自分で生きていこう。私たちの人生はこれからだ。私のぼっち(東京都)匿名希望より電話の方が好ましいのだと思う。いや、むしろ用がなくても電話して会話を楽しんでいるようだ。彼らは、いつだってよく話す。特に自分のことを自信過剰に、自ら話してくる。対応に表裏がなく、思ったことをそのまま発言し、主張がはっきりしている。これは、文法的な面でも見られる。彼らの性格は、理想が高くプライドがあり、自分の意志を決して曲げることはしない。ただ生きていくために毎日全力を尽くす。彼らは自分に利益のある事柄を広く受け入れる努力さえしている。国交の多い日本の流行を取り入れた製品も多く売られており、時代の進化を決して見過ごさない。だから、彼らは団結力があり、自分の良さを最大限に活かしている人間である。中国が急速な経済成長を成し遂げた理由は、ここにあるのかもしれない。私のおじいちゃんのヨーグルトは特別なのです。スーパーとかに売ってあるのとはまったく違う、魔法のヨーグルトなのです。そのヨーグルトは私が生まれる前から、多分何十年も前からあったと思う。そんなヨーグルトのお話しです。私は幼い頃からおじいちゃんの家に行くと必ずと言っていいほどヨーグルトを食べていた。本当においしくて、はちみつをかけて食べるのが大好きだった。何日かたって、ヨーグルトが減っていくとおじいちゃんはヨーグルトの容器に牛乳を入れ、冷蔵庫へ入れた。私はとても不思議だった。だって数日たつと新しいヨーグルトが容器にキレイに入っていたからである。その時の私からしたら魔法でしかなかったのだ。それから数年たった今。私は久しぶりに食べたくなった。おじいちゃんの魔法のヨーグルトを。おじいちゃんにヨーグルトを食べたいと言ったら二つの容器を私の前に置いた。「こっちがやわらかめで、こっちが新しくつくったから少し今、これだけは言いたい!(自由課題)テーマ3おじいちゃんのヨーグルト函館白百合学園高等学校(北海道)小林由佳さん