17歳からのメッセージReport2017

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応募参加校一覧17歳からのメッセージ3217歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞みたい」と。しかし、漫画やドラマなど所詮人間が作ったものだということをリアルに突きつけられる私の学校は、まず屋上に転落防止などのためにつけられるはずのフェンスがない。この時点で、「はい、もー無理だー」と思った。そして、屋上へ行くための大切な階段が封鎖されてしまっているという事態。だが、本当にそこから屋上に行けるかどうかはわからないが…。よく「次の授業サボるわ。」なんて台詞がある。だが普通、授業を抜け出すことなんてできない。保健室のベッドも自由になんか使用することはできないし、サボる場所なんかもないし、屋上も行けないし。先生は怖い人ばかりだから、もしサボったりなんかしてその後のことを考えれば、顔が青くなってくる。だが、そもそもそんな度胸もない私がサボるなんて夢のまた夢なのだが。つまり、私が言いたかったことは、「理想と現実はまったく違う!」最近のニュースは毎日テロもしくは戦争、紛争ばかりだ。私達は正直、よそ事の様に毎日を過ごしている。難民生活の人。私達が寝ている間に亡命している人。数知れない毎日が起きていること。私は、広島生まれだ。幼い頃から平和学習に取りくんだ。最初はあまりピンとこなかったが、私の親類、いつもお世話になる町内の方には被爆者が沢山いることに驚いた。平和学習は毎年行われ、体験談を開いたり、クラスやグループ活動で調べたりもする。徐々に怖くなっていく自分がいた。戦争が起きたら、またあの時の様になるのかと。家は焼け、人はごろごろと道端に死に、途方に暮れる人、親を探す子供達、食べ物や飲み物をひたすら探し、行く当てもない人。そんな怖い日が来るのを戦争はあっという間にしてしまうことを言いたい。私が言わないと今まで何の勉強をしたのか分からないが、話せる場所がない。あの日の様にならないうちに、一刻もテロや戦争を止めて欲しい。戦いの怖さ日本航空高等学校石川(石川県)穴澤敬さんます。私の初恋。そう、お父さんとバージンロードを歩くことです。私の両親は飲食店を営んでいる。小さい時からよく店に遊びに来て、開店前の店中を走り回っていたらしい。ずっとそばで父の働く姿を見ていたせいか、興味本位だったのか、「お父さんの店を継ぐ」という夢を抱いていた。しかし中学生くらいになると、店を経営していく大変さや、お金のやりくりなど、現実的なことを知るようになってくる。夜遅くに帰ってくる父の姿からも、疲れがにじみ出ていた。そして徐々に、幼い頃の夢も夢として考えなくなっていた。中学二年生の春休み、私は父の店の手伝いに来ていた。主に食器洗いしかしていなかったが、私は初めてあることに気がついた。お客さんの笑顔。父や従業員のやりがいに満ちあふれた表情。その全てに私は心奪われた。店を経営していくのが大変だっていい、毎日毎日疲れたっていい、私もお客さんの笑顔を作れる人になりたい。そう思えたのだ。私は今、「お父さんの店を継ぐ」ことを夢としている。今は興味本位なんかではない。強い意志を持って、心からその夢を叶えたいと思っている。私は幼い頃の夢を再び抱き、追い続ける。春、期待を胸に膨らませて入学して気づけば二年二ヵ月が過ぎていた。今の学校生活はあたり前だが普通に慣れている。だが思い返してみると、入学する前から今まで持っていた高校生活の理想はひとつも残っていない。高校生になって友達もでき、お昼を食べる時に誰もが一度は考えるだろう「漫画やドラマのように屋上でご飯を食べて日々精進石川県立金沢商業高等学校(石川県)桑原にじかさん現実は甘くない石川県立小松商業高等学校(石川県)吉田桜さんそんなばあちゃんは、最近スマホを買った。しかし、ガラケーからいきなりスマホに変えたので、使い方がいまいちよく分かっていない。LINEはかろうじて使うことができているので、よく、「大輝、またスマホ変ながなったからちょっと見に来てくれんけ。」と言う。私はばあちゃん家に行ってすぐに直した。ばあちゃんは、「来たついでに、どこかご飯でも食べに行くけ?」と私に言ってきた。私は「いいよ。」と言ってご飯を食べに行った。多分ばあちゃんは、スマホを直してもらいたいという気持ちもあったが、それ以上に、私に会いたいという気持ちの方があったと思う。ご飯を食べに行く途中の車の中でもずっと話をしている。止むことはない。その話をしている時、ばあちゃんはずっと笑っている。ばあちゃんと別れる時、「またいつでも遊びに来てね。」と少し寂しそうな顔をする。そんな可愛らしいばあちゃんが、私は大好きだ。私には、好きな人がいます。背が高くて、料理が上手で、運動神経抜群の完璧な人です。私がその人を好きになったのは小さい頃です。私のことを公園や海に連れて行ってくれたり、いつも一緒にいました。初恋をしました。私の小さい頃の思い出は初恋の人でいっぱいです。そして、私の小さな頃の夢は、初恋の人と結婚することでした。しかし、成長するにつれて、私の初恋の人には結婚を約束した女性がいることを知りました。そして、私と私の初恋の人は結婚することが出来ないと知りました。まだ幼かった私にとってはショックが大き過ぎて一人で部屋に閉じこもり泣いていたのを今でも覚えています。初めて失恋をしました。今、十七歳になった私には新しい夢が出来ました。一つ目は、背が高くて、料理が上手で、運動神経抜群の人と結婚することです。そう、初恋の男性の様な人と結婚することです。二つ目は、初恋の人とバージンロードを歩くことです。きっと泣くだろうな。私を旦那さんにあげる時、離さないと思い初恋の相手石川県立穴水高等学校(石川県)岡本花奈さん