ブックタイトル2017履修のてびき|2017年度入学生用|大阪経済大学

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概要

2017履修のてびき|2017年度入学生用|大阪経済大学

経営学部の新入生のみなさんへ経営学部長木村俊郎ようこそ経営学部へ経営学部にご入学おめでとうございます。こころより喜んでみなさんを歓迎いたします。この紙面においてみなさんにいかなるメーセージを贈ろうかと考えました。そこで今日は、「学問とビジネス」というテーマですこしだけお話したいと思います。学問とビジネスの係わりヘンリー・フォードはご存知ですか。自動車王と言われた方です。かれがこんな言葉を残しています。「わたくしはエンジンの設計法なんて知りません。ただ、どうやれば部下が動いてくれるのかを知っているだけです」。このフレーズはなにを意味しているのでしょうか。何か特別な資格、技術、知識を持っているひとは仕事ができるということでしょうか。もしそうだとすれば、このような資格、技術、知識を有しているひとは全員社会的に成功者となるでしょう。しかし、現実はそうではありません。つまりこのような資格、技術、知識は道具なのです。決してその獲得が最終目標であってはいけません。しかし、道具であるとは間違いないのですが、単なる道具ではありません。ビジネス人生においては大変に重要な役割を担っています。このことはくれぐれも忘れないでください。このような資格、技術、知識という道具を身につけて広く何事にも通用する才能を身につけることが大切なのです。このようなことを「君子不器」と言います。わたくしたちの経営学部では経営学やビジネス法学に関するいろいろな科目をみなさんに教えるのではなく、ともに身につけられるように研鑚するのです。その研鑚する過程で「君子不器」のセンスを獲得するのが目標です。このような姿勢が大学本来の姿ですし、それを目指しています。ビジネス社会を野球に喩えると、ビジネス社会そのものがピッチャーで未来のみなさんがバッターです。ピッチャーは教科書のような絶好球を投げてなどきません。打つのに難しい変化球を投げてきます。その変化球をジャストミートするためには常に打撃練習が必要です。球を打ち返す腕力、バットを自在にコントロールできる握力と手首の力、それに加えて鋭い選球眼、俊敏な反射神経が必要です。それらは打撃練習で獲得するのです。ビジネス社会ではその総合的コントロールを「君子不器」のセンスと呼んでいます。学習という打撃練習です。まさに体力勝負です。経営学部経営学部の目指すもの経営学部に入学したみなさんは「君子不器」のセンスをどのように獲得するのでしょうか。では、そのセンスを獲得するための学問的メニューを紹介しましょう。本格的な講義がはじまるまでにみなさんは何回かの選択をすることになります。しかし、すでに第1回目の選択は終わっています。第1部経営学科、ビジネス法学科、第2部経営学科の選択がそれでした。みなさんが所属する各学科の特徴を確認し、これから行う選択がみなさんに適合するため、すこし各学科の特徴を振り返ってみましょう。第1部経営学科を選択したひとへ企業の経営内容は社会の進歩に伴ってどんどんと変化します。たとえば、社会はIT社会からIoT(Internet of Things)社会へと移行・変化しています。そのような著しい社会の進歩の中で、本B-3