【2016年度】江島由裕ゼミ 「バイヤー」を体験

江島ゼミの学生が「バイヤー」を体験。

オーガニックのお茶を試飲販売しました。

 経営学部・江島由裕ゼミの3年生が、820()21()の2日間、東急ハンズ三宮店(神戸市中央区)で、兵庫県朝来市特産のオーガニック緑茶「朝来みどり(清水製茶園)」を試飲販売。エプロン姿での懸命なアピールに応えて、300人を越える人が試飲し、用意した80個は即完売しました。

 このプロジェクトは、江島ゼミが今年度からスタートさせた「地方創生支援企画」の第一弾。学生たちがバイヤーとして全国各地から「キラッと光る一品」を発掘し、販路開拓や販売促進などのサポートを行うというもの。ゼミ生たちはまず、一人につき一品ずつ、計15品をセレクトして、特徴的な価値やメインターゲットなどのマーケティングを実施。東急ハンズ担当者への最終プレゼンテーションで、朝来茶の試飲販売が決定しました。

 リーダーで発案者の一人でもある小笠原真さんは、「東急ハンズの店内にホッと一息つける休憩場所があるといいなと思い、お茶の試飲販売を考えました。いろいろなお茶の産地を調べた結果、完全オーガニックの朝来茶を支援したいと思いました」。

 2日間の試飲販売では一定の手応えを感じながらも、「僕たちは『孫に安心して飲ませられるお茶』という生産者の思いを売りたいと思っていました。商品の価値を、会話を通じて消費者に理解してもらう難しさを実感しました」。そのうえで、「今回の実績をアピールして朝来市などの行政サイドに働きかけるなど、継続的な支援を模索していきたい」と、次の展開に向けた夢を語っていました。

 現場でゼミ生たちを見守っていた江島教授は、「バイヤーを体験することで、授業で学んだマーケティングやマネジメントの知識を実践に結びつけてほしかった。16人が困難を乗り越え、最後までやり抜いてくれたことが嬉しい」とゼミ生たちを評価。さらに、「第一弾の成果を活かし、ボトルシップセットの販売など、第二・第三の地域創生支援を展開していきたい」と、今後の予定について楽しそうに話しました。