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「アスリート講演会2016」を開催しました

2016年07月08日(金)

体育会クラブの選手たちが トレーニングの基本や心構えを学びました

 2年目を迎えた「アスリート講演会2016/大経大、体育会本部主催」が625()午前101130分まで、D10教室で開催されました。この講演会は、主に体育会クラブに所属する学生を対象としたもので、選手である前にひとりの人間として大切なこと(礼儀、マナー、感謝の気持ちなど)、各競技を行うにあたってのトレーニングや心構えなどを学び取ってもらうことが目的です。

 今回のテーマは「世界で活躍するための心・技・体」。ラグビー日本代表のメディカルスタッフを務めた佐藤義人氏(日本体育協会公認アスレティックトレーナー)が、日本代表チームが歴史的勝利をおさめたラグビーW2015の舞台裏を披露しながら、スポーツの持つ力や、全ての競技に共通するフィジカル&メンタルについて解説しました。

 佐藤さんはまず、「ケガをした選手と向き合い、治療やパフォーマンスの向上に取り組んできた。W2015イングランド大会ではメディカルスタッフとして日本代表チームに同行した」と自身の経歴や仕事内容を自己紹介。そのうえで、独自のバイオメカニクスの観点に基づき、ランニングや動作習慣の改善、効率的な身体の使い方、細かい意識づくり、体幹などのトレーニング方法、重心の修正などについて具体的に説明。食事や水分補給の重要性も強調しました。

 また、ラグビーW2015における相手チームに対する徹底した分析や、選手一人ひとりの意識づけ、ケガをした選手のメンテナンスなどの舞台裏を紹介。「選手たちはJAPANとしての誇りを胸に戦った。誰かのため何かのために戦っている選手は心が折れず強い」と締めくくりました。

 講演後の質疑応答では、ESS部所属の学生が休憩や睡眠時間について、ラグビー部主将が栄養面について、ボランティアクラブの学生がリーダーの資質について質問。佐藤さんは自らの知識と体験に基づき丁寧に答え、アドバイスしていました。