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経営学部「コンサル基礎演習Ⅲ」かみしんプラザ共同プロジェクト最終報告会

2018年07月24日(火)

企業とのコラボで提案力を磨く!

■ショッピングセンターならではの地域貢献を考える
 
 足代訓史准教授(経営学部経営学科)が担当する授業「コンサル基礎演習Ⅲ」は、企業に対して企画・提案を行う実践的な問題解決型授業。今期協力していただいたのはショッピングセンター「かみしんプラザ」(大阪市東淀川区)と、同施設を運用管理する三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社。足代准教授からの課題「かみしんプラザの地域社会への貢献」を踏まえた新サービス・イベント提案に、経営学部の2年生、3年生が挑戦しました。
 学生たちは7班に分かれ、公開情報収集、店舗調査、顧客ヒアリング、ディスカッションなどを実施。7月12日(木)には4班が、また、7月19日(木)には3班が、かみしんプラザの石田容平館長、三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社の三輪慎一マネージャーと浜武英輔マネージャーを迎え、最終報告を行いました。全班報告が終了した7月19日(木)には、足代准教授、ゲストの皆さん、演習参加学生全員の採点による審査結果が発表されました。

■綿密な調査・分析から提案を組み立てる
 
 各班は「雨の日限定サービス、イベント」、「小学生の職業体験」、「地元店舗ラーメンフェスティバル」、「ファミリー層の好感度向上をねらった子供向けイベント」とユニークな提案を披露。いずれも顧客層、周辺環境の分析に基づく提案で、発表者は必要な経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)、期待される効果について10分間でわかりやすく紹介しました。
 発表に対するゲストの反応は、「論理的なプレゼン」(かみしんプラザ 石田館長)、「現状や課題がはっきり伝わる」(三菱商事・ユービーエス・リアルティ 三輪マネージャー)など概ね好評でした。しかし、「イベントを継続実施した場合の、『飽きられるリスク』対策は?」(足代准教授)との厳しい指摘や、「デメリットをメリットと捉えなおす視点も持ってほしい」(浜武マネージャー)という専門家ならではのアドバイスもありました。

■就職活動に向けてのジャンピングボードに
 
 発表終了後、ゲストの皆さんは「楽しそうなイベント提案が多く、うれしいです」(石田館長)、「若い皆さんが地域貢献の主体になってがんばってほしい」(三輪マネージャー)など、感謝や期待を込めた言葉を学生たちに贈りました。足代准教授は学生をねぎらうとともに、「今後も学生の視点を生かした提案を考え続けてほしい」と締めくくりました。
 発表を終えた学生たちは「具体例の紹介に力点を置きました」(大谷航平さん・経営学部3年生)、「かみしんプラザなら何ができるかを深掘りしました」(角谷知哉さん・経営学部3年生)など、工夫した点を語ってくれました。また、「自分から意見を出すことで、みんなが話しやすい雰囲気を作るよう努力しました」(佐野遥香さん・経営学部3年生)など、リーダーシップが身についたと実感する声や、「就職活動への自信につながると思います」(巴山成樹さん・経営学部3年生)と実践的な学びができたことを喜ぶ意見もありました。