学長・野風草だより

No.251~260

No.251 2012年7月25日(水)

大阪の夜を彩る天神祭

 京都から通って大阪に勤め始めもう27年になりますが、天神祭は一度として見たことがありませんでした。ご縁があって、今回初めて天神祭の船渡御に参加させていただきました。天神祭は、天暦5年(951)から続いている由緒のあるお祭りで、京都の祇園祭、東京の神田祭とともに日本の三大祭だそうです。揃いの法被を着て奉拝船に乗り込みますが、たくさんありすぎてなかなか出発できません。そのうちに夕暮れて雰囲気が出てきて、遠くに大阪城がライトアップされて、いよいよ出発です。船上ではお弁当や飲み物が用意されていて、楽しいことこの上もありません。

 暗くなってくると、岸辺から次々と花火が打ち上げられ、夜空にパッと広がり散っていきます。神様に見ていただくための「奉納花火」だそうです。私の思い出には、小さい時に故郷の松山で河原から見た花火、15年くらい前に子供たちとの小豆島への家族旅行で見た花火がありましたが、今回の天神祭の花火はきっと死ぬまでの思い出になるくらい美しかったです。「能船」では、薪能が行われているのも情緒がありました。船がすれ違う時に「大阪じめ」が行われていましたが、これも初めての経験で新鮮でした。「打ちま~しょ」「もひとつせ~」「祝うて三度」。何十回とやりました。「大阪」の文化を満喫させていただいた一夜でした。ご縁に感謝します。