学長・野風草だより

No.260

No.260 2012年8月27日(月)

活躍するゼミ卒業生たち

 茨城に勤めている2009年度卒業のゼミ21期生の石田君が、お盆で大阪に帰ってくるというので、仲間に呼びかけて同期生を集めてくれました。8月14日に京都の高瀬川から水を引いた一之舟入に面したビアレストランで、3名が集まり、楽しいひと時をすごしました。

 この時は来れなかったのですが、後日東京で計測器メーカーの営業マンとして働いている同じ21期生の池田君とも会うことが出来ました。彼の学生時代の思 い出は、サークルでサッカーをやれたことと、卒業論文で先生にいじめられ、「てにをは」の表現や句読点にいたるまで徹底的に厳しく指導されたことだと言っ ていました。営業報告書などを毎日書くようになって、今になりやっと厳しく指導されたことを良かったなと思えるようになったとのことでした。「遅いん じゃ!」とじゃれ合いながら、酒を飲みかわしました。 
 21期生は以前にも集まりましたが(野風草だよりNo.243)、 世話をしてくれる幹事さんがいるのはありがたいことです。今まで23期500人ほどのゼミ卒業生がいますが、誰一人連絡が取れていない卒業年度もありま す。11月3日には、大学全体としてホームカミングデーを行います。私のゼミ卒業生には、一番下の写真のような案内はがきを送りました。是非誘い合わせ て、ワイワイガヤガヤしましょう。待ってるよ!

 8月27日には、準硬式野球部の応援で名古屋に行ったついでに、名古屋に勤務しているゼミ卒業生に集まってもらいました。1989年度卒業の寶野君はゼ ミ3期生で、もう20年近く名古屋に単身赴任しているそうです。家族は姫路のほうにいて月に何度か帰るそうですが、名古屋支店の営業部長をしてて忙しくな りばかりだそうです。寶野君に学生へのアドバイスを書いてもらいました。

「社会人になって20年以上になり、学生時代のことなど、遠い遠 い昔のこととなってしまいました。数年前からゼミ時代にお世話になった德永学長と縁があり、何度かお会いして、楽しい時間を頂いています。先日は、私の勤 務地の名古屋に学長自ら来て頂き、今年就職した面々とお酒を頂く機会を作っていただきました。今、思えば大学時代にもっともっと勉強をしていれば・・・な んては思いません。勉強は社会人に
なっても出来るから。それよりも、いろいろな方と出会って人としての感性を磨くことが一番だと思います。恋も然 り、アルバイトでの出会いも然り、学生生活での人との繋がりも然り、大学生としての親との係わり合いも然り。社会人になって、「社会人としての理不尽」に 遭遇します。それを乗り越えていくのも「人としての感性」が必要です。「人としての感性」って何?と言われそうですが、「前向きな気持ち」や「自分自身を 信じて自分を変えていく力」みたいなものでしょうか。言いふるされた言葉かもしれません。学生時代にしか経験できないことを数多く経験してください。」

  若い二人はこの3月に卒業したばかりのゼミ23期生です。いろいろと仕事の愚痴などを語り合い、先輩の寶野君がアドバイスしてくれていました。こうしてタ テの関係でゼミ卒業生同士がつながれるのは、とてもうれしいことです。名古屋名物の味噌カツ、名古屋コーチンの手羽先、串焼き、四日市名物のトンテキなど をいただきましたが、どうも味が濃い過ぎ・・・・
 一番上の写真の石田君に、会社に入って3年目の気持ちを書いてもらいました。

 『仕事』という言葉を聞くと、生きるために仕方なくしていると考えている人々が世界、特に日本では大多数を占めるのではないかと思います。この概念につ いて、実際に仕事を初めて私は疑問を抱きました。私は現在、茨城県で商社の営業をしております。主な商材は民生用ガスであり、その他売れる物は何でも扱い ます。現在、勤めだして3年になりますが、仕事を初めて3点感じた事がありますので紹介したいと存じます。
 1点目は基本的な評価対象は『数字』 である事です。他の要素では評価しにくい、特に営業職という仕事柄仕方ない事とは理解しておりますが、『数字』が全てであります。また、数字という評価基 準は全社員(営業職)平等であり不公平を生まない等の大きなメリットも実際にはあります。
 2点目は『義理人情』が商売の大多数を現在も占めているという事です。末端ユーザー(消費者)は基本的に価格重視の商品選択を好みますが、小売店、卸売店ではまだまだ昔ながらの人間関係だけで成り立つ商売が圧倒的に多いのです。
  3点目は『楽しくなければ、またやりがいを感じなければ仕事でない』という事です。民生用のガスを扱う仕事柄、社会的にも非常に重要な役目であると私自身 は考えております。従って、任されている仕事を全うする事で社会への職責は果たせると考えています。また、プラスαの付加価値で顧客満足を高める事が出来 ればそれ以上の喜びはないと言えます。
 上記の3点は私の個人的な所感であります。しかし、私なりの仕事上の重要なポイントであると考えております。総括すると『平等・人間味・プライド(やりがい)』が、私が職責を果たす、果たせる、また楽しめる大きな要素であると言えます。
  弊社の創業精神の1文にこんな言葉があります。『まず義務を果たせ、権利は必ずついてくる』という言葉です。義務を果たせば役職を与えられます。役職が仕 事を楽しくすると言いますが、同時に孤独も味わう事を意味します。これを理解し、いま一度この言葉を胸に日々精進して参りたいと考えております。
          石田 将士