学長・野風草だより

No.281~290

No.281 2012年10月12日(金)

経営学・経営情報学の両大学院研究科による加護野忠男客員教授の講演

 経営学と経営情報学の両大学院研究科の共同主催によるFDがB32教室で開かれました。講師は加護野忠男本学客員教授・神戸大学名誉教授で、「これからの経営教育と経営学のファカルティーのあり方」のテーマでした。30名ほどの教職員の参加があり、私も聞かせていただきました。長年にわたり経営学研究を牽引されてきた泰斗だけあって、欧米の研究にも通暁され興味深いものでした。

 これからの大学院は、社会人をもっと受け入れて、彼らの企業体験などを吸収しながら双方向で研究を進め、大経大独自の資産を作り上げていくことが大切だと強調されました。また、とくにヨーロッパの経済・経営系の大学(School)と積極的に学術交流を進めるようにアドバイスがありました。一番刺激的だったのは、質問に答えて、「経営学という概念は日本にしかなく、欧米では経営工学や経営心理学、経営経済学などがあるだけである。欧米の経営に関する研究は、しいて言えば、応用人文社会学というようなものではなかろうか。」と言われたことでした。

 今後ともこうした日本で研究の最前線を担ってきた方々からお話しを聞きながら、研究を活性化させて、大経大Schoolを形成出来たら、素晴らしいですね。加護野先生、ありがとうございました。お世話いただいた両研究科執行部の皆さま、ご苦労様でした。