学長・野風草だより

No.287

No.287 2012年10月19日(金)

ヒートアップする第3回ビブリオ・バトル

 ビブリオ・バトルも、昨年11月の第1回(野風草だよりNo.131)、今年6月の第2回(野風草だよりNo.238)に引き続き、今回で3回目となりました。今回は、ノンフィクション部門(理事長賞)とフィクション部門(学長賞)の2つに分かれて、行われました。詳細は図書館のWEBサイト(http://www2.osaka-ue.ac.jp/CGI/view.cgi?seq=3829)をご覧ください。自分の知らない本を紹介されるのは、楽しいことで、読んでみようという気になります。野崎まどさんのは早速読んでみました。重松清の『エイジ』など読んだことのある本は、へー若い人はこんな風に読むのかと思ったりします。今回は投票形式になりましたので、開票結果をドキドキワクワクしながら待ちました。演出も上手で、場がヒートアップしていきました。

 自分たちの読んだ本を紹介しながらチャンプ本を争う書評合戦ともいえるビブリオ・バトルは、本当にいい企画だと思います。もっともっとたくさんの学生たちに参加してほしいものだと思います。今回は、学生スタッフの活躍にも感心しました。ゼミ1グランプリや80周年学生企画などにも学生たちがスタッフとして、企画や運営に参加してくれているのは、うれしい限りです。みんな、ありがとう。これからも学生さんたちが参加できる企画をどんどん進めたいと思いますので、協力してください。お世話いただいた図書館の皆さん、ありがとうございました。

○丹羽さんのコメント

 在学4年。読んだ本は1000冊。漫画・雑誌を含むと2000冊ぐらいじゃないかと思います。何度も読み返した本も多く、その中から毎回1冊だけというのが本当に心苦しく、本棚の端から1冊ずつ紹介していきたいぐらいです。
 私は第1回から大阪経済大学図書館主催のビブリオバトルとご縁があり、参加させてもらい、初代チャンピオンという冠まで頂きました。第1回の時は、ほんの軽い気持ちで出場し、会場に行くと、学長をはじめ、スーツに身を包んだ大人たちがズラリ。客席に学生はわずかに1名という中、変なTシャツで発表したことを覚えています。そんなビブリオバトルを好きになって1年。第1回から第3回まで皆勤賞なのは、実は私だけではなく、第2回チャンピオンの古川さんなどもそうで、ビブリオの魅力にとりつかれた方なのではないでしょうか。チャンプになるのは毎回僅差で、こうしてコメントを書かせていただいていると、私の発表がすごかったように見えますが、そんなことは一切なくて、発表者みなさんの本に対する熱意や、発表の巧さ・アイディアはレベルが高く、毎回優勝できるか?のギリギリの攻防線の上なんとか勝たせていただいたという戦いです。残念ながら、学長先生の票はいつも私ではない方に入っていましたが笑
 ビブリオバトルでは紹介者が中心となりますが、基本的には読書は「受け手」のものであります。本を読むという行為自体を私は愛していて、どんどん読書をする人が増えればいいなぁ!という思いの元、古本市場に就職を決めました。4年生なので大学のビブリオバトルにはもう参加できませんが、本を勧めるということを生涯の仕事をしようと思えたのは、図書館の大井さんをはじめ、発表者以外のスタッフさんや関係者の方々が作り上げたこのイベントのおかげです。これから、初代チャンピオンの名に恥じぬよう、日本全国の古本市場で読書家の支援を続けていきたいです。

○行友さんのコメント

 私は今回がビブリオバトル初挑戦でしたが、いい経験ができたと思っています。どの様な内容を喋るか決める準備の段階でも少々手間取りましたが、本番はそんなことをゆうに超えるほど緊張していました。しかし、人に話を聞いてもらえるということが私は好きなので少し楽しむことができました。このイベントは、本を好きな人たちだけの企画の様にも思えますが、ただただ喋ることが好きな人や、じっくり人に話を聞いてもらいたいという人も、一冊だけでも本を読んで挑戦してみれば楽しめるのではないかと思います。

○司会・吉田さんのコメント

私は第2回、第3回のビブリオバトルで司会を務めさせていただきました。
司会を務めようと思ったのは、本が大好きだということと人前で話して度胸をつけようと思ったこと、そして自分が成長するきっかけが欲しいということでした。
第2回では探り探りでスタッフの方と大まかにしか流れを決めておらず、よくわからない自信でできると思い込んでいました。しかし実際はそうもいかず、実際のビブリオバトルの形式は取れず、スタッフの打ち合わせがうまくいっていなかったため、まごついてしまいましたが、次への課題を見出すことができました。
第3回ではスタッフのメンバーも増え、打ち合わせを何度も行い、会場設置の工夫、万全とは言い難いですが、それに近い状態で臨むことができました。前回はただ司会という作業をこなすという意識が強く、バトラーや観客のことまで考える余裕がありませんでしたが、今回は声のトーン、速さ、質問の機転、それらを心がけました。
2度の司会を経験してみて、企画することの楽しさ、自分の知らない本と出会うことの出来る嬉しさそ知ることができ、またバトラーが紹介する場を作るということにやりがいを見出すことができました。
ビブリオバトルはどうしてもバトラーのプレゼンテーション力に目が行きがちですが、観客がいてこそ成立するものです。多くの人がいればそれだけ好みが分かれ、勝敗を予測することができません。もちろんスタッフがいなければバトルそのものが成り立ちません。そのことを私はビブリオバトルで学びました。
本が好きな方、表立って行動するのが苦手な方、もちろん得意な方もビブリオバトルの観客からでもいいです。是非一度見に来てください。そして新たな一冊と出会ってみてはいかがでしょうか。