学長・野風草だより

No.288

No.288 2012年10月20日(土)

「教職の大経大」をめざして着実に歩む

 今年の第12回大樟教育研究会は、40名の先生方と24名の学生が参加して開かれました。会の開始前にはマナーアップ活動をしていただき、図書館も見学されました。私からは大経大の近況に関して、この10年ほどの推移と近隣大学との比較したデータを資料配布して説明しました。そして、80周年をふまえてこれから20年後の100周年に向けて、どのような大学をめざすのかをお話しさせていただきました(野風草だよりNo.274)。お世話いただいた総務課の皆さん、ありがとうございました。 
 今年度教育実習を受けた学生は88名になり、昨年より23名増えました。とりわけ今年度の特徴は、初めて小学校で教育実習をした学生が5名出たことです。2010年12月に神戸親和女子大学と協定を結んで小学校免許が取れるようになりましが(野風草だよりNo.23)、期待に応えてくれた学生が出たことはうれしい限りです。また、教員採用試験を受けた学生は、実人数で38名、複数受けた学生が多く、全部で54件となり、昨年より17名増えました。
 一昨年は1名のみの現役学生の合格だったのが、昨年は3名の学生が現役で合格して(野風草だよりNo.188)、今年は10名の合格をめざそうと呼びかけました(野風草だよりNo.137)。結果は、小学校で2名が3府県に合格しました。中高は残念ながら合格しませんでした。今年の3月に卒業した学生が2名、保健体育で合格したことはうれしい便りでした。連絡があったのでは、既卒を含めて計8名が教員採用されました。皆さん、おめでとうございました。一直線にとはいきませんが、「教職の大経大」に向けて着実に歩んできていると思います。

 こうした取り組みを支えて下さっているのが、大樟教育研究会の先生方です。当日も小・中・高に分かれて、各部屋で進路希望別に学生たちと長時間懇談していただきました。その後の懇親会でも話し込む姿が見られました。卒業生の皆さんの熱意は、必ず現役学生たちに伝わっています。心より感謝申し上げます。会長の眞鍋一美先生、山本仁史先生、中山正明先生、川口正義先生には、面接指導などで随分とお世話になりました。学生たちには教員試験対策だけでなく、教育に携われる喜びとしんどさも伝えて頂きました。本当にありがとうございます。
 眞鍋先生とは愛媛の同郷ということ、私の父が高校教員で先生とも知り合いであったというご縁もあり、親しくお話しさせていただいています。西条からフェリーでの船中泊でお越しいただいていることに、感謝の言葉もありません。過日は、西条の「うちぬき水」をわざわざご持参いただきました。これは、「全国利き水大会」で平成7.8年と連続全国1位に選ばれた名水なのです。ご持参いただいた3つの「うちぬき水」のうち、一つは眞鍋先生の秘中の秘の水でした。おいしくいただきました。
 学生たち自身も教職サークル「教師のたまご」を作り、頑張っています。教職事務の2人の職員も、学生たちに120%の愛情を注いでくれています。「そっと手を添え、じっと待つ」ことで、「教職の大経大」を実現していきたいと思います。今度ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。

○八木さんのコメント

 今年度の教員採用試験において、大阪府と奈良県で合格することができました。この合格に至るまで、たくさんの人と支え合い、支えられながら「つながる力」の強さを改めて実感することができました。共に力を高め合った教職仲間、いつも協力的で支えてくれた大学の職員さんたち、約10か月に及ぶ勉強会を定期的に開いてくださった大学OB の先生方、全ての人に心から感謝したいと思います。
 僕は大学2回生の夏頃から小学校の教員に憧れを抱き始めました。しかし、その時に本大学では小学校の免許が取得できなかったので卒業後に通信制の大学に通い、免許を取得しようと考えていました。それが、僕が大学3 回生の春に小学校免許取得プログラムがスタートし、大学在学中に小学校免許が取得できるようになりました。この制度をつくるのは容易ではなかったと思います。僕たち学生のために、ここまで努力してくださった学長や職員さんに、恩返しがしたいという想いが強く芽生えました。この大学のために合格する。そんな強い意志を持って教員採用試験に挑みました。
 来春からは大阪府の教育に携わり、大阪府の教育をより良くしていく決意です。全ての子どもが幸せになれる教師を目指し、その夢に向かって走り続けたいと思います。

○宮谷さんのコメント

大阪府教員採用試験小学校に合格しました。宮谷祐太です。
「いつか教師になれたらなぁ」程度の感覚で、なんとなく家から一番近くて教員免許が取れる大学という中途半端な気持ちで大学に入学しました。
入学した後、教職の授業や免許の取り方についての話を教務課に何度も何度も聞きに行きました。経済学部での卒業に必要な単位と教職単位を一緒に取っていくということを聞いて、「こんな大変なことできるのかな?」「ほんとに先生になれるのかな?」という不安が、毎日毎日私の心の中にありました。
2回生にあがり、みんな進路を意識し始めるときに、小学生になった姪っ子の面倒を見たり、地域のミニバスケットのコーチをしはじめたりと、小学生とかかわることが多くなってきました。
そのような環境から、いつしか私は「小学校の先生になりたい」と思い始めていました。
正直に言うと、2回生の途中ぐらいまでは、教職課程を取るのをやめるか、小学校の免許を取るために他の教育学部のある大学を受けなおすか、どちらかを本気で考えていました。
その悩んでいるときに、【小学校プログラム】の話を耳にしました。
「え?大経で小学校の免許とれんの?」…すぐに教務課に話を聞きに行きました。そして、あれからちょうど2年、わたしは今パソコンの前でこの文章を打ち込んでいます。
本当に大経大に入学してよかったです。やめないでよかったです。
学長、教務課のみなさん、それに教職を本気で目指す友達と出会えたことは、私の一生の誇りでありそして大切な宝物になると思います。