学長・野風草だより

No.300

No.300 2012年11月17日(土)

未来への希望 17歳からのメッセージ

 野風草だよりもちょうど300回を迎えました。この間ご覧いただいた皆さまに、篤く御礼申し上げます。忙しくて更新が遅れる時もありますが、今後とも大経大の行事や様子、学生たちの活躍、私の大学教育に対する考え方などをお伝えしていきたいと思いますので、今後ともお付き合いくだされば幸せです。
 17歳からのメッセージに全国406校から、3万通を越える応募があったことに心から感謝いたします。今年で12回目となり、AKBの総選挙なみに17歳にとっての慣例の行事となりました?ご指導いただいた先生方、お世話いただいた読売新聞大阪本社・㈱進研アドの関係者の方々、そして本学の教職員の皆さま、ありがとうございました。受賞者の皆さまの故郷の新聞でも取り上げていただき、未来への希望を語る17歳からのメッセージが温かく迎えられていることは、主催者にとってうれしい限りです。この17歳からのメッセージをさらに継続して発展させ、若者たちにとって未来への希望を語り合う場に育てていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。以下は、パンフレットに書いた私からのメッセージです。私の故郷である愛媛県からも今治北高校の安藤先生と受賞した高校生山本 望月さんが来られていましたので、コメントをいただきました。

「こころざし」と「おかげさま」
 今年も全国から三万通をこえるメッセージが寄せられました。応募していただいた高校生の皆さん、ありがとう。ご指導いただいた先生方に心より感謝申し上げます。
 本学は今年で創立80周年を迎えます。初代学長の黒正巌博士は「道理は天地を貫く」と言われました。日本で、世界で大経大しかないただ一つの言葉、大経大オリジナルです。80周年を機に、もう一度建学の精神、原点に立ち戻りたいと思います。私は、この言葉を「志を立てて貫く」、そして「おかげさまと感謝して祈る」と理解しています。「こころざし」と「おかげさま」。3.11以降の日本社会の転換期にあたって、大切にしたい言葉です。
 第1のテーマ、「今までの自分、これからの自分」は、まさに将来を考える「こころざし」のメッセージと言えるでしょう。自分自身の内面、家族・友だち関係などの身近なところから、「こころ」はどのような方向を「指して」いけばいいのかが、語られていました。
 第3のテーマ、「今、これだけは言いたい」は自由課題ですが、これも家族・友だち関係を取り上げたものが多かったように思います。悩みとともに「おかげさま」と周りに感謝する気持ちがあふれていました。両方のテーマで、自然の移り変わりへの気づき、自然との親和性が表現されている作品があり、読んでてうれしかったです。
 第2のテーマ、「世の中の出来事から考える未来」は、応募数が少なくグランプリ作品も出ませんでした。応募作品全体を読んでて、自分から家族・友だちまでは考えても、社会・世界とのつながりまで広がっていないのが、気になりました。もっと本音をぶつけたり、少々過激な発言があってもいいのではないかと思います。17歳の若者のメッセージなんだから。

○愛媛県立今治北高等学校 教諭 安藤一之先生のコメント
 今回、生徒と一緒に「17歳からのメッセージ」の授賞式に参加をさせていただきました。当日、受付を済ませた後、授賞式が始まるまでの間、会場内でいただいた「メッセージ集」を読み進むにつれて、どんどんその中に引き込まれていく自分がいたのに、自分自身驚かされました。そして、高校生の持つメッセージ力の大きさ、感性の鋭さ、そして目の前で繰り広げられる様々な現実に対して、時には、反省をしながらも、真摯に向き合おうとするその誠実な姿に、感動を覚えました。
 私は、この授賞式に参加をさせていただくことができて、本当に良かったと思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。一人一人の生活の中から発せられる思いの深さに心を震わされました。
 これからも、高校生の心の叫びを受け止める、このすばらしい企画を継続していただければ、幸いです。本当にありがとうございました。

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