学長・野風草だより

No.301~310

No.301 2012年11月21日(水)

地域とのつながりを深める大学の講義

 経済学特殊講義として、大桐地域と皆さまとご一緒に勉強を始めて3年目となりました。一方的に大学からメニューを提供するのではなく、地域の方々のご意見を聞ききながら、試行錯誤を続けて少しずつ内容も充実してきました。今年度はとくに高齢者とのかかわりを重視した内容で、山本俊一郎先生と原田多美子先生のお世話で講義が進めらています。10月30日の講義では、金谷一郎東淀川区長においでいただき、行政からの視点で具体的な施策をお話しいただきました。
 11月21日には、大桐地区の集会所で開かれた「だいどう ふれあい喫茶」に学生たちが参加しました。お茶とケーキなどをいただきながら、学生たちは30名ほどのお年寄りの皆さんと話し合っていました。現在の高齢者問題を身近に感じたことと思います。お世話いただいている両先生、足羽大桐連合会長はじめ地域の皆さまに感謝いたします。以下は、参加した学生の感想です。

○学生 畑中 亮さんのコメント 
 「いきいきサロン」は、第1、3水曜日に大桐地域と周辺地域から集まった高齢者の方々が、お茶を飲みながらお話をする場です。事前学習を通しての参加前の印象は、参加者も少なく、閑散としている場だと思っていました。しかし、参加してみると、ご近所同士で一緒に来ていたりして本当に賑やかでした。色々お話をお聞きして、高齢者に対する考えが大きく変わりました。もし本大学でイベントを開催したら喜んで行きます、とのお言葉もいただいたので、授業終了後も継続出来るように課題を克服しながら、地域との「つながり」を深めていきたいです。

○学生 清水 紀宏さんのコメント
 喫茶を訪れて思ったことは、ご年配の方々と私たちとの間に壁があることである。例えば、私たちが取材した方は経大の学食は一般利用もできるが若者の場所というイメージがあるらしく行きにくいと言われていた。また私たちが喫茶に訪れる日を町内会長さんは秘密にしていたと言っていたが、その理由は、公表するとご年配の方々が遠慮したり、喫茶に行きづらくなるのだと思ったからだと思う。実際、私たちの訪問の感想に若者と触れ合えてよかったという方がいる反面いきなり来てどうしたものかという感想があったのも確かである。私たちが、経大と大桐地区のご年配の方々とつながろうと思っても今のままでは表向きはつながっても深くつながることはできないし、大桐地区の本当の問題点も見えてこないだろうと思う。だから、大桐地区の問題点を考えるという前にもう一歩下がって、もっとご年配の方々と一緒にしゃべったり食べたりするふれあいの場を持つべきだと感じた。そこから再スタートしたいと思った。