学長・野風草だより

No.332

No.332 2013年2月4日(月)

私立大学の改革を学ぶ

 全学FDに、日本私立学校振興・共催事業団の河田悌一理事長(前関西大学学長)をお招きして、「私立大学をどう改革するか―現状と課題と中教審答申 そして将来像」のテーマでご講演をいただきました。C31教室に23名の教員と36名の職員が出席しましたが、50ページを越えるレジュメを使って、大きな流れと現状、そして今後の改革方向を細かに話してくださり、腑に落ちる90分間でした。
 河田先生とは、2010年11月の学長就任時に東京へご挨拶に伺いましたが(野風草だよりNo.6)、その後2012年7月に学校法人神戸学院の100周年記念式典の折りにお会いすることが出来ました。祝辞の中で、「一年の計は稲を植えるにあり、10年の計は樹を植えるにあり、100年の計は人を植えるにあり」という中国の管子の言葉を紹介されました。中国哲学・思想史を専門とする先生らしい、100周年に相応しいお言葉でした。私は、昨年の本学の80周年記念の時に、この言葉を引用させていただきました(野風草だよりNo.274)。今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。

 河田理事長は、私立大学の改革提言10カ条として、①経営計画の作成と発信―戦略と戦術がない経営はない!②積極的な情報発信を展開 ③“教育の質”を担保する「教学監査」の実質化 ④“学生に視点”に立ち、教育体制、事務体制の利便性 ⑤経営の質、教育研究の質、事務執行の質を高める ⑥教職員のスキルアップ―もっと勉強を!⑦伝統に勝る伝統づくり―新設校、歴史の若い大学の有利さを活かす!⑧地域の“知”と“笑顔”と“元気”への貢献 ⑨大学の特色・良さの再発見―すべての大学にある“日本一探し”⑩私学の原点は、“建学の精神と寄附”、にまとめられました。また、大学の管理運営などに関するチェックリストを8項目、50点にわたり、紹介していただきました。
 なお、昨年の12月には本学の自己点検・自己評価委員会の勉強会として、大学基準協会の工藤潤事務局長をお迎えして、「第2期認証評価で求められる内部質保障―問われる大学の主体性」のテーマでお話しいただきました。B41教室に教員18名、職員31名が参加して、次回の外部評価に向けて、どこがポイントかなどを学びました。河田様、工藤様、お忙しい中、大経大までお越しくださり、ありがとうございました。こうした外部の方々のお話しに学びながら、これからの大経大の改革に活かしていきましょう。