学長・野風草だより

No.334

No.334 2013年2月15日(金)

就活!「しっかりもん・知、あったかもん・情、やんちゃもん・意」の大経大生

 就活の季節になりました。3年生は、リクルートスーツに身を固めて、マッチングセミナーに臨んでいます。本学でも2月12日から22日までの9日間、370社に来ていただくことになっています。たくさんの学生が真剣に会社説明を聞いていました。最初の挨拶で、就活とはまさにマッチングですので、合わない会社もあるかもしれません。しかし、必ず一人ひとりの皆さんにマッチした会社があります。最後まであきらめないで就活を続けて下さいと、激励しました。なんか、出陣式の雰囲気でした。
 以下は、昨年11月21日に新阪急ホテルで開催した産業セミナーでの私の挨拶です。少々古くなりましたが、最近の私の学生さんに対する考え方が出ていますので、紹介します。この時のセミナー講師は、本学でキャリア教育を担当している経営学部の田村俊之先生でした。事前に私の挨拶と先生の講演がうまくかみ合うようにご相談していましたので、ご参加いただいた325社、436名の企業の方々もわかりやすかったのではないかと思います。「『今どきの若者』の特徴と背景」というテーマで、興味深いお話でした。インターンシップの体験報告では、私の3年生ゼミの山田洋祐君が尼崎信用金庫での体験を報告してくれました。ご苦労様でした。実に堂々としてて、感心しました。一つの経験で、こんなに成長するものなんですね。懇親会では、例年のようにマンドリンクラブの学生たちが演奏して、会場を和ませてくれました。ありがとう。

 本日はお忙しい中、産業セミナーにかくもたくさんお集まりいただき、ありがとうございました。日頃より学生たちの採用やインターンシップでお世話になり、心より御礼申し上げます。本学は、今年で創立80周年を迎えましたが、10月1日の記念式典・祝賀会にも、本日お越しの皆さまに多数おいでいただき、改めて御礼申し上げます。最初に、本学がどのような学生を育てようとしているか、いわゆるディプロマポリシーをお話ししたいと思います。「しっかりもん」、「あったかもん」、「やんちゃもん」、この3つです。「しっかりもん」は、ゼミや講義などをしっかり受けて知識、学力を積み上げ、就職活動もしっかりやって、希望する会社への内定をGETする学生です。2つめの「あったかもん」は、ボランティア活動をはじめゼミ・クラブなどで世話役活動が出来る、思いやりのあるあったかいハートの持ち主です。最後に「やんちゃもん」は、会社を起業したり、1年間海外留学に挑戦したり、卒業後もフリーターをしながらミュージシャンや芝居をめざしたりする、やんちゃな意欲ある学生です。

 本日の講師である田村先生とお話ししていましたら、「しっかりもん」は知識の「知」、「あったかもん」は人情の「情」、「やんちゃもん」は意欲の「意」じゃないですか、と言われました。なるほどと思いました。私は、これまで3つの学生像を別々の学生タイプとして考えていました。しかし、「知・情・意」は一人の人間が持つ3側面と言ってもいいでしょう。知が勝る人もいれば、情にもろい人もいる。熱意あふれる人もいる。つまり、どれか一つに決めるのではなく、自分はどれの要素が強いのか己の特徴を知って、それぞれの個性に合わせて、生きていけばいいのでしょう。就活もマッチングですので、自分の個性にマッチした企業を見つければいいのです。本学は、こうした「知・情・意」にあふれた人間味のある学生を育てていきたいと思います。


○産業セミナー講演 「今どきの若者」の特徴と背景~ゆとり世代を戦力化するために~
大阪経済大学 経営学部 准教授 キャリア教育担当 田村俊之

 戦後復興、高度経済成長、低成長、そして3.11を経験する中で、日本社会は成長型から成熟型に変わりつつあります。一つの目標に向かって突き進んでいくモーレツ型から、多種多様な生き方が認められる共存型へと移行していくことでしょう。少子化が進む中で、青年達の教育は大学だけで完結するものではありません。インターンシップなどで連携していますが、今後さらに大学と企業とが連携を深め協力して、これからの21世紀の日本社会を担う有為な青年たちを育てていかなければなりません。この場をお借りして、あらためてご協力をお願いして、本学を代表してのご挨拶とさせていただきます。