学長・野風草だより

No.335

No.335 2013年2月17日(日)

学生による「道理貫天地」の書

 突然に学生が訪問してきました。短冊に黒正巌の「道理貫天地」の言葉を書いたので、見て下さいとのこと。よく聞くと、私の春学期の新入生特殊講義を受けていたそうです。段々と記憶が甦ってきました。この講義は、大経大の80年にわたる歴史を紹介し、初代学長の黒正巌博士の生涯と学問の特徴を教えるものです。大学に対するアイデンティティを高めてもらうための、いわゆるUI講義です。講義の初めには、みんなで起立して学歌の1、2番を歌います。そして社会で活躍している卒業生などを呼んで、大学で何を学ぶべきかを新入生に考えてもらいます(野風草だよりNo.218219244)。
 浦野君は書道を習っているだけに、まことに見事に揮毫してくれました。黒正博士の気持ちが70年を越えても若い学生たちに伝わっているようで、うれしくなりました。ありがとうございました。早速、壁に掛けてみました。ええ感じですね。ふと思い立って、昨年10月に亡くなられた卒業生の成田一徹さんの切り絵「桜の下の黒正像」も壁に飾ってみました。日本経済史研究所にあったのをお借りしました。こうして、黒正博士の精神が後輩たちに受け継がれていくんですね。

○経済学部1年の浦野 慧さんのコメント
 春学期に徳永学長の新入生特殊講義を受けた時に初めて、初代学長黒正巖博士の「道理貫天地」の揮毫を知りました。また、講義を受けるなかで大経大の歴史、黒正巖博士という人物を知り、博士の揮毫に興味を持ちました。「道理貫天地」の言葉は大経大でしか無い言葉であるし、自分が大経大に入学したのも何かの縁であるので、大事にしたいと思い書かせていただきました。書き上げてから、自画自賛になりますが、良く書けたので、折角なので学長に差し上げようと思ったのです。
 余談になりますが、来年度から2回生ですが、休学してワーキングホリデイでニュージーランドに行ってきます。自分の通っていた高校の姉妹校で日本語教員の手伝いとアルバイトをすることになっています。自分の伝手で留学先が決まるという珍しい形で行けるので、精一杯勉強し楽しんできたいと思います。