学長・野風草だより

No.368

No.368 2013年5月23日(木)

元通産大臣・深谷隆司氏を迎えて、通商政策を考える

 大阪経済大学では、経済学特殊講義Ⅱ「通商政策講座」を開講中です。これは産経新聞大阪本社の巽尚之編集委員のご尽力で、中央省庁や関連団体、日本の代表的企業、アメリカ大使館などから講師をお招きして、リレー講座方式で日本の通商政策の最前線について学生たちに考えてもらう内容です。この日は、元通産大臣でTOKYO自民党政経塾長の深谷隆司氏をお招きして、「通商分野の政治課題」について語っていただきました。普段は学生たちのみの講義ですが、今回は地域の方々にも開放して受講していただきました。教室の前方には熱心なシルバー学生がたくさん座って聞き入っていました。

 自治大臣の時には阪神淡路大震災の復興とその後の防災政策の確立に尽力され、通産大臣の時にはWTOシアトル閣僚会議に出席し、交渉の最前線にたたれました。また、サウジアラビアとアラビア石油の採掘権延長交渉を行いました。こうした豊富な経験をもとにして、現在問題となっている環太平洋経済連携協定(TPP)をどのように考えるか、合わせて今後の日本農業の改革課題などについて講演していただきました。受講生への質問に対しても、熱心に答えていただいていました。深谷様、お忙しい中、ご講演いただき、本当にありがとういございました。

 私は全くの初対面でしたが、楽しいひと時を過ごさせていただきました。夜は大阪のホテルで勝田理事長らと食事をご一緒しましたが、区議から始まって都議、衆議院議員になるまで政治家人生、何回か落選した期間に感じた人々とのつながりと温かさ、重要閣僚を歴任して日本の政治を担ってきたことなどをジョークを交えながら楽しく語っていただきました。突然、袖元から色とりどりのハンカチをするすると出して手品を始めたのには、びっくり仰天しました。こうした小技も地元の後援会などでは必要なんですよとのこと。

 お礼状をお送りしたところ、右の写真のような絵葉書が送られてきました。イタリア・ヴェネツィアの潟にあるサン・ジョルジュ・マッジョーレ島のホテルから街並みをパステル画でスケッチしたものでした。浅草生まれの粋な「江戸っ子」というのがピッタリです。深谷氏の大阪での感想などは、「深谷隆司の言いたい放題」第433回、「大学講義で大阪へ」に書かれています。是非ご覧になってみて下さい。http://www.fukayatakashi.jp/article/363504950.html 巽様はじめご尽力いただいた本学教職員の皆さまに感謝いたします。