学長・野風草だより

No.387

No.387 2013年6月27日(木)

大学の考え方を学外に発信していく

 今年度の大学案内が完成しました。オープンキャンパスが近づき、活用されていくことでしょう。私も1ページいただいて、私の考え方を述べさせていただきました。

大阪経済大学は経済・経営系の私立大学としてNo.1を目指します。
 大阪経済大学は昨年、創立80周年を迎えました。
青年たちの教育に携わることによって、21世紀の日本社会、グローバル世界を担う有為な人材を育てていく。それが、私たち大学という高等教育機関に課せられた社会的ミッションです。
この使命に全力で取り組んでいくための到達点として、大阪経済大学は20年後の100周年までに、経済・経営系の私立大学として日本でNo.1を目指すことをここで宣言したいと思います。

 そのプロセスとして大経大が実現しようとしている3つのNo.1についてお話ししましょう。
第1に、学生の満足度評価においてNo.1を実現します。
第2に、大経大を支えている教職員はじめ全スタッフの力で、学生への面倒見の良さNo.1を実現します。
第3に、教員はそれぞれの学問研究においてNo.1を目指します。
 うれしいことに、本学で学ぶ学生諸君においては、すでにいくつかのNo.1を手にしています。「ゼミの大経大」の名を高めた西日本インカレでの3年連続入賞。平成24年度証券ゼミナール大会で3つの優秀賞を獲得した証券研究会。他にもスポーツ分野での好成績、文化分野での大躍進、超難関資格突破など、大経大生の活躍は多岐にわたります。これは大経大の変革を学生諸君が敏感に感じ取り、応えようとしてくれている何よりの証しと言えるでしょう。

 そして、100周年までにNo.1を目指す大経大の教育を実現していく上で軸となるもの。それは、初代学長である黒正巌博士が言われた「道理は天地を貫く」の精神です。この言葉は、黒正巌博士が戦前、学徒出陣の学生たちに贈ったもので、いかなる困難に逢おうとも、道理は天地を貫くことに確信を持ち、生き抜けとのメッセージでした。この言葉の意味を深く考え、自分なりの解釈を持ち、人生の軸としていく。そんな1本芯の通った人材を育てることが、本学躍進の重要な鍵になると確信しています。

 今、まさに進路を選択しようとしている皆さん。私は大阪経済大学学長として、大学を選ぶときに「夢が叶えられるかどうか」「自分が成長できるかどうか」を重視する人に、
是非、本学を選んでほしいと思っています。本学には「そっと手を添え、じっと待つ」という教育方針のもと、目先の成果や効率にとらわれることなく、学生一人ひとりの個性にあわせた自立と成長を促す、まさに「第2のホーム」とも呼ぶべき環境が整っています。無限の可能性に満ちた4年間となるよう、共に切磋琢磨していきましょう。

 次にベネッセが作っている『VIEW21』という高校に向けての大学進路案内用の雑誌に、大阪音楽大学・大阪工業大学・関西外国語大学と一緒に学長インタヴューを掲載しました。これは全国のほとんどの高校に、8万部ほど配布されています。北大阪にある専門性の高い4つの大学で、一緒に新たな大学ブランドを作っていけないかという意図です。すぐにどうのこうのという訳ではありませんが、大阪市内にある専門性の高い大学ととしての魅力をどう発信していくか、今後とも他の3大学とも連携しながら模索していければよいなと考えています。

●VIEW21 6月号 (株)ベネッセコーポレーション Benesse教育研究開発センター発行

 6月3日に、読売新聞主催の「大学関西フォーラム」がグランフロント大阪で開かれました。『女性の品格』などで有名な昭和女子大学長の坂東真理子さんが講演されました。受験生は大学の中身よりもブランドやイメージで大学を選びがちだ。大学の広報も「個性を育てる」「明るい未来にチャレンジ」といった抽象的な文言を並べるケースが増えているが、どんな教育を行い、成果を上げているかを具体的にアピールすることが大事だ。就活や婚活になぞらえれば、大学の魅力を発信する「魅活」であることを強調されました。私もコメントを求められ、右のようなことを話しました(読売新聞6月29日付)。こうして他大学の進んだ事例を勉強し、他大学の学長や先生方と交流することで、本学の教育の質をさらに高めていく道筋を考えていきたいと思います。