学長・野風草だより

No.404

No.404 2013年8月24日(土)

落語三昧の夏休み

 7月16日、なんばグランド花月で行われた「三枝改メ六代桂文枝襲名 1周年記念文枝フェスティバル」へ出かけました。これまで落語を聞いたことはありましたが(野風草だよりNo.361)、古典落語ではなく創作落語を聞いてみたいと思い立ち、うまい具合に桂文枝の舞台がありました。この日はたまたま彼の70歳のお誕生日で、一段と目出度さが増しました。新作「友よ」、「嵐を呼ぶ男~石原裕次郎物語~」の2作をやりましたが、ともにネタおろしで、少々流れの悪いところをありましたが、さすが新作落語で生きてきた落語家や、一流は違うなと感心しました。スペシャルゲスト対談には、女優の浅丘ルリ子さんが駆け付け、石原裕次郎の思い出を聞かせてくれました。さらに笑福亭鶴瓶も来て、座が盛り上がりました。最後に文枝が自慢の喉で思い出の裕次郎ソングを披露してくれて、お開きとなりました。

 24日には自宅近くの荒神橋上がるの府立芸術会館で、「桂吉弥独演会」を聞きました。NHK大河ドラマ「新撰組!」での出演や朝ドラの「ちりとてちん」の徒然亭草原役で有名になったせいでしょうか、広い会場は満員でした。「おごろもち」、「船弁慶」、そして吉弥作の「にょろにょろ」の3本を演じました。花もあり、活舌もよくて、笑いながらあっという間に時がたちました。落語は笑いたい時に大声で笑ってもおこられへんし、気楽に聞けていいですね。「船弁慶」は、能でも歌舞伎でもあります。古典芸能は、底のところでは繋がっているんだなと知りました。

 8月24日には、京都の八幡市文化センターに桂米朝一門会に出かけました。その前に石清水八幡宮にお参りしました。徒然草の「仁和寺にある法師」で有名ですが、これまで一度も行ったことがなかったので、ケーブルに乗り本殿を参拝しました。法師が立ち寄った高良神社にもお参りしました。ついでに木津川にかかる「流れ橋」も見ておきました。さて、時間になってホールに入りましたが、ここもまた超満員。米朝一門の人気ぶりがわかりました、。佐ん吉、紅雀、米團治、塩鯛、南光、ざこばと次々と落語の醍醐味を味あわせてくれました。とりわけ塩鯛の「替り目」(だと思います)が、腹が捩れるほどの爆笑の連続でした。
 猛暑の暑気払いを落語でした夏休みでした。