学長・野風草だより

No.482

No.482 2014年6月27日(日)

雨の中での教育懇談会でしたが盛況、そして改善要求も

 27回目となった教育懇談会(野風草だよりNo.110234384)、生憎の雨となりましたが、新しいD館での開催で、350組543名の方に来ていただきました。ありがとうございます。はてにゃん。とともにギター部の演奏で始まり、理事長と私から大学の経営方針、近況などを報告しました。次いで学生のCBS文化放送局の司会進行で、運動系・文化系のクラブ活動の紹介、資格取得、インターンシップ、ゼミ、海外留学の学生による体験が話され、保護者の皆さんは熱心に聞いておられました。同時に成績懇談、就職懇談、学生生活懇談、そして施設見学が行われており、たくさんの保護者の方々が参加されました。
 C館のロビーでは、邦楽部による演奏、茶道部による点出しが行われており、今年も作法を教えていただきながら、和風の雰囲気の中で美味しく頂きました。 午後からは就職シンポジウムとして、キャリア教員による「今どきの就職活動 ~親が出来るサポートとは~」の講演、卒業したての社会人ピチピチ4名による「就職活動をふりかえり、後輩へのアドバイス」の体験談が語られ、保護者の皆さんの一番の関心事である就職へのアドバイスが語られました。
 こうして学生さんの活躍をたくさん見て聞いていただくことが、大経大の教育の実情を知っていただくことにつながると考えています。大経大の主人公は、当たり前ですが7500名の学生さん自身です。私たち教職員は、「そっと手を添え、じっと待つ」だけです。活躍してくれた学生の皆さん、ありがとう。お世話いただいた教職員の皆さま、ありがとうございました。

 私からは大学の近況を、新入生特殊講義での「大経大の良いところ・悪いところ」、「授業評価アンケートによる講義に対する満足度」、「志願者の推移」、「ゼミ所属率」など、「課外活動の推移」など、「卒業率の推移」、「就職率の推移」をデータで示しながら、私の野風草だよりから写真も織り交ぜながら具体的にイメージできるようにお話ししました。最近のうれしいニュースとして、日経新聞による「就職支援に熱心に取り組んでいる大学」として、大経大が全国6位にランクされたことを強調しました(野風草だよりNo.475)。そして、建学の理念や目標、「ゼミの大経大」「マナーの大経大」「就職の大経大」として教育の質を高めていき、100周年(2032)に経済・経営系の私立大学としてNo.1を目ざすことが目標であるとお話ししました。
 最後に、平成26年度の「子ども・若者白書」から、若者(13~29才)の意識の国際比較によると、日本は他国と比べ「自分自身に満足している」が低く、「ゆううつだと感じた」が高く、「将来への希望」が低いことを紹介しました。新聞などでは、これらを取り上げ若者たちが内向きで自信喪失していると論評している。しかし、広井良典の『人口減少社会という希望』(2013 朝日選書)の人類史の見取り図から、3.11以降の日本社会が第3の定常型社会に転換しつつあり、先行きが見えない不安を若者たちは敏感に感じとっていることの表れでもある。私たち高等教育機関としての大学も、家庭・地域・企業の皆さまとともに、「希望」を模索し創造していくことが大切であると締めくくりました。

 保護者の皆さまのアンケートを読ましていただくと、やはり一番の関心は就職であり、無事に4年間で卒業できるかということがわかります。年々充実してきている、学生の対応や話がきっちりしてて良かった、今後も続けてほしいと好意的な評価が多く、安心しました。ただし、スケジュールが詰まりすぎてもっと余裕がほしい、予備登録で落とされて受講したい科目が勉強できないのはどうにかしてほしい、英語教育にもっと力を入れてグローバル人材の育成をお願いしたい、一人前の社会人としての一般的な教養教育やマナー教育にも力を入れてほしい、担当のゼミの先生と是非とも話して具体的な子供の状況を聞きたかった、卒業後のアフターケア―までしてくれるとうれしい、などなど傾聴すべきご意見がたくさんありました。改善に向けて努力していきたいと思います。お忙しい中、お越しいただいた保護者の皆さまに感謝申し上げます。