学長・野風草だより

No.515

No.515 2014年10月24日(金)

全学FDでゼミ教育を学ぶ

 10時から30分ほどの短時間でしたが、ゼミ教育のエッセンスを学びました。学外のゼミコンテストでも優秀な成績を収めている情報社会学部の中村健二先生より、お話を伺いました。34名の参加でしたが、現在もゼミをしている私としては、大変参考になりました。中村先生はゼミ教育の目的として、就職活動に成功するために実績、実力をゼミ生につけること、履歴書を埋めるエピソードを付けてあげることと、明確に述べられています。 そして経産省の言う職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力である社会人基礎力をいかにゼミ活動で伸ばしていくか、日夜考えているそうです。その成果は、すでにゼミⅠグランプリや学外のコンテストなどで実証済みです(野風草だよりNo.432433)。
 社会人基礎力として、前に踏み出す力(アクション)としての主体性・働きかけ力・実行力、考え抜く力(シンキング)としての課題発見力・計画力・創造力、チームで働く力(チームワーク)としての発信力・傾聴力・柔軟性・状況把握力・規律性・ストレスコントロール力の3つの能力、12の能力要素が言われていますが、まさにゼミⅠグランプリは、こうした能力、要素を磨いていくものでしょう。大経大の教育力の向上は、ゼミ教育を真剣に取り組んでいるこうした先生方によって着実に実現されているのでしょう。ありがたいことです。
*今年で5回目となったゼミⅠグランプリの第1位、3位は中村健二ゼミの学生さんでした。さすがです。おめでとうございます。

○情報社会学部 中村健二先生のコメント
 今回の発表は、自分自身が行っている教育内容を俯瞰する非常に良い機会となりました。発表資料として取りまとめてみると改めて気づいたのですが、少し学生には厳しいゼミナールではないかと感じました。そのため、現4回生のゼミ生に対して、私のゼミナールは厳しいと言われているが、どう思っているかということを尋ねました。回答は様々ですが、「そんなことはない」や「当たり前やと思っていたから気にならない」などの意見が多くみられ、ゼミ生には受け入れられているようでした。
 講演中にもお話をしましたが、大経大の学生は、目標を示して頑張る環境を作りあげれば、厳しくてもしっかりとついてくるということを実感しています。これを念頭において、皆さんが今よりもほんの少しだけ背伸びさせる環境を学生に用意すると、大経大の学生全体の底上げにつながるのではないかと思っています。
 私のゼミナール教育における取り組みが、皆さんのゼミナールにそのまま適用できるものではないかと思いますが、今後のゼミ教育の一つの参考になれば幸いかと存じます。