学長・野風草だより

No.544

No.544 2014年12月22日(月)

グリークラブ・邦楽部・吹奏楽総部の演奏会

 12月14日の午後、いたみホールでのグリークラブの第50回記念定期演奏会に出かけました。1954年に結成され、60年の歴史を刻み、定期演奏会は1965年から始まり、今回で節目の50回を迎えます。1965年には部員53名であり、1985年には最大の96名を擁していました。すごかったでしょうね。2002年から20名前後と減っているのが現状です。OBたちは、2003年より大阪メールクワィアーを結成して活躍されいるようです。60年にわたる活動に対し、OBの皆さんはじめ関係者の皆さまに心よりお祝いを申し上げます。そして近年指導していただいている須賀敬一、横田清文、加藤崇子の各先生に篤く御礼申し上げます。

 当日は、5部構成で、OBとの合同ステージは、90名がステージ一杯に並び迫力満点でした。聞いたところでは、最高齢は70歳とのことです。こうして現役の20歳ほどの若い学生たちと歌うなんて、素晴らしいですね。最後の男声合唱組曲「戦旅」(伊藤桂一作詞 高田三郎作曲)は、須賀先生の魔法のようにしなやかな指揮で、90名の歌声が切々と強く、そして時に弱くホールに響き渡り、感動しました。素敵なひと時を過ごさせていただき、ありがとうございました。卒業する4年生は、わずか2名でしたが、よく最後まで頑張りましたね。ご苦労様でした。

 14日夕方からは、吹田メイシアターでの邦楽部の定期演奏会「響」を聞きました。邦楽部の定期演奏会は1967年から始まり、今回で48回目となります。今回のテーマは「旅人考」。最後の第7ステージで、18名の部員全員の尺八、筝、三絃で「旅人考」(笹本武志作曲)を演奏していました。邦楽というと「鈴慕」「鶴の素籠」「鹿の遠音」などの古典本曲をイメージしがちですが、現代作曲家の演奏を聞けたのは一興でした。

 第6ステージでの「一丁一管~水を得た魚のように~」は、水の中を泳ぐ魚の様子がイメージされ、楽しかったです。私の好きなサックス奏者である宮沢昭の「山女魚」の演奏を思い出しました。作曲者の菊重精峰に興味を持ったので、早速彼の作品集「一丁一管~水を得た魚のように~」「おもむくままに」を購入して、聞いています。第4ステージでの山中宏美さんの箏と田中美帆さんの三絃による「三つのスケッチ」(水野利彦作曲)のデュオ演奏は、二人の息がぴったり合い、そして張り合いながらで、とりわけ感動しました。素敵な演奏、ありがとうございました。

 22日は、あましんアルカイックホールでの吹奏楽総部の第36回ウィンターコンサートでした。パンフには次のようなメッセージを贈りました。「師走に入り、あわただしい今日この頃です。寒風の中、本学吹奏楽総部の第36回ウィンターコンサートにおいでいただき、ありがとうございます。私は今年もライブやCDで、たくさん音楽を聞きました。音楽っていいですね。N響で堤剛のチェロを聞き、そこからチェロのCDを幾つか聞いて、90歳を越えて録音した青木十良(1915~2014)のバッハの無伴奏チェロ組曲にたどり着きました。次の言葉にカンドー!!!
 「音楽の仕事、芸術の仕事をしながら、自分が何を求めているんだろうと、ずっと考えてきたわけです。それが『エレガンス』なんだと、つい最近やっと発見しました。・・・『エレガンス』の原語本来の意味には、自尊ということが入っていると思います。日本語の『品格』にも通じると思います。自分を信じ、他の人を尊ぶ。それが前進にみなぎって表現できたときには、100%よい音楽をやったと思いますね。」
 吹奏楽総部の皆さまには、入学式・卒業式をはじめいろいろな機会に演奏していただき、学生たちに感動を与えてもらっています。ありがとう。また、ご指導、ご支援いただいている関係者の皆さまにも、篤く御礼申し上げます。今後とも、吹奏楽総部、本学へのご支援をよろしくお願いいたします。今宵は吹奏楽総部のエレガントな響きに身を任せながら、音楽の喜びを味わって下さい。」

 部長の草薙信照先生の解説を聞きながら、吹奏楽の響きとマーチングの醍醐味を味わいました。第1部はお馴染みのポップスメドレー、第2部が圧巻のマーチングです。ドラムメジャー、ガードチーフの指揮のもと、すばらしいパフォーマンスを披露してくれました。最後の第3部では、客演の梶原正之さんの指揮による「地底都市カッパドキア~妖精の宿る不思議な岩~」が、何ともいえない不思議な気分にさせてくれました。さらなる活躍を期待しています。