学長・野風草だより

No.572

No.572 2015年4月13日(月)

学生たちの東北ボランティアの活動報告会

 2月に日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo)から、1通の封筒が届きました。第1回Gakuvo Style Fund最終審査結果で、本学の学生団体Actionのボランティア部署が、「東北の現状を知り、それを関西の学生に伝える」活動で補助金を受けることになりましたというのです。寝耳に水!早速調べていただくと、本学の経営学部の茂松千晴さんが代表をしていることがわかり、お会いしました。
 「東北を伝える」をコンセプトに、東北大震災を風化させないための活動をしています。2014年2月に東北復興支援~Pray for 東北~のテーマで、関西の15大学100人で、8月には少人数ツアーを2回したそうです。2015年2月16日~19日には3rdとして、より多くの学生に東北の現状を知ってもらい、真剣に考えるきっかけにしてほしいと企画してるとのことでした。その報告が3月7日にB32教室で開かれていましたので、聞きに参りました。

 当日は他大学も含めて30名ほどの学生さんが参加し、近くの瑞光中学の生徒会の皆さんも参加されていました。いいですね。「つながり」×「経験」=「成長」をモットーに活動しているとのことで、1回目、2回目のツアーの様子、当時の3.11の状況、そして今回の3回目の宮城県牡鹿半島の女川(おながわ)町でのツアーの様子が、パワポで紹介されました。現地での交流の様子、復興に向けての問題点、今後の対策、参加者の意見など。そして本学の立花みみさんが参加しての感想、代表の茂松さんのコメントがありました。
 私も2011年5月に宮城県南三陸町にボランティアに参りましたが(野風草だよりNo.7879)、こうして学生さんたちが息長く支援活動をされていることに敬意を表します。本当にすばらしい会でした。茂松さんはじめスタッフ、参加者の皆さん、ご苦労様でした。

○代表の茂松千晴さんのコメント
 私は昨年の夏以来2度目の東北訪問でしたが、震災から4年が経とうとしている被災地はいまだに仮設住宅が残り、辺りは閑散としていました。メディアではもう復興したかのような報道がされていますが、実際にはまだまだ時間がかかるというのが現状です。現地の方は皆さん声を揃えて「風化させたくない」とおっしゃいます。私たちはその想いを受けて、ひとりでも多くの学生に現状を知ってほしいと思い、この企画を考えました。復興事業についての説明、現地の方との交流というのは学生にとって貴重な経験となり、各々が自分にできることを考え、行動できるきっかけとなれば幸いです。
 私は今回の訪問で仮設住宅の建設等の関係で子供の遊び場が減っていることを知ったため、未来の担い手である子供たちとのふれあいによって街を少しでも活気付けれることができればいいなと思います。一人一人の小さな力が集まり、大きな力にすることで復興への歩みを現地の方とともに感じたいです。

○大阪市立瑞光中学校 生徒会の皆さんのコメント
・震災の被害についてや現在の東北の状況、参加された方たちの思いなどが非常によく伝わってきました。ムービーやスライドショーを使っての報告がとても分かりやすかったです。またいつか、私も何かの団体に参加して、東北へ行ってみたいと思います。 (2年生 男子)
・このお話を聞いて、たいへんためになったと思います。一番びっくりしたことは、死者が15889人もいるということです。それだけ多くの人が亡くなったのなら、もっと日本は地震や津波の対策を強化しなければならないと思います。本日はありがとうございました。(2年生 男子)
・まだ東北は復興していないということをいろんな人に知ってほしいです。テレビではもうすでに震災の情報を取り上げることが少なくなっているが、まだ震災は続いているということを感じた。 (2年生 女子)
・東北は行きたいと思っていましたが、それは旅行目的でしかありませんでした。しかし、今回の話を聞いて、ボランティア等で東北へ行って、被災者の方のお手伝いをしてみたいと思いました。 (2年生 女子)
・被災地の現状を見て、まだまだ復興していないことが分かり、改めて被害の大きさを知りました。また、地震や津波の映像を見て、被害に遭ったときの大変さが伝わってきました。(1年生 男子)
・今まで東北がこんなに大変だという実感がありませんでしたが、今日の発表を聞くことができて、東北にどれだけ大変なことが起き、どれだけ多くの命が失われたのかということがよく分かりました。大学生の方も「何かしたい」という思いから、実際の行動に移っていて、すごいと思いました。この先、自分たちでも何か出来ることがないか見つけていきたいと思いました。(1年生 女子)