学長・野風草だより

No.576

No.576 2015年4月20日(月)

本学で開かれた産・官・地・学がつながったシンポジウム

 本学は、区役所との協力(野風草だよりNo.522)、地元企業との交流(野風草だよりNo.527)など、地域との繋がりを重視しています。さる3月28日(土)に本学のD10教室で、東淀川ブランド構築に向けたキックオフイベント「東淀川区企業の魅力発見シンポジウム」が開かれました。当日は700人を超える多くの住民の方たちが参加してくださいました。私は所用があり参加できず残念でしたが、以下はお世話いただいた山本先生のレポートです。ありがとうございました。


○経済学部の山本俊一郎教授のレポート
 シンポジウムは前半にシンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美氏による基調講演がありました。藤沢久美さんは文部科学省参与や世界経済フォーラムのヤンググローバルリーダーに選ばれるなど,今最も活躍している女性起業家の一人です。世界各国の首脳が集まるダボス会議に出席した際のエピソードを交えながら,現在の世界経済,政治の変化についてわかりやすく説明してくれました。また,一人一人が声をあげて,「よい」と思ったことを主張していく行動力の重要性を語ってくれました。とっても気さくな方で,一度会っただけですぐファンになりました。

 後半は「東淀川の魅力」について語り合うパネルディスカッションを行いました。藤沢氏を含め,東淀川区工業協会の音頭氏,小松地域活動協議会の村富氏,大阪成蹊大学の門脇氏,東淀川区長の金谷氏にパネラーとして登壇していただきました。私はコーディネーターとして参加しましたが,村富氏の「よそ者を受け入れてくれる人々の懐の深さを実感できるところが魅力」といった発言や,「出会うほとんどのおばちゃんが飴ちゃんを持ってて,コミュニケーション能力がずば抜けているところ」という区長の話には,聴衆のみなさんから大きな拍手をうけました。議論をとおして言えるのは,東淀川区は企業,地域,大学,行政の4者のかかわりが非常に強く,このつながりこそが最大の魅力だということです。今後もそのつながりを深め,さらに拡大していけば,きっと素晴らしい東淀川ブランドを構築できるのではないかと感じました。

 会場の外では,スイーツの試食や工業製品の展示など,区内企業10社が展示・販売を行い,ブース前には大勢の参加者が列をなしていました。私のゼミ生も約20名がシンポジウム運営にボランティアで参加しました。司会を務めたり,試食・販売を手伝ったり,参加者の皆さんを誘導したり,大活躍でした。これを機に,引き続き東淀川の魅力向上に向けた活動が続いていくことを願っています。

○山本ゼミ4回生の白江 嶺君のコメント
 今回のシンポジウムの司会は、とても貴重な経験になりました。大勢の前で行う司会はとても緊張しましたが、練習を思い出しながら行いました。藤沢久美さんの講演は惹きつけられるものがあり、気づけばカンペの裏に走り書きをしていて、パネルディスカッションは真剣な話や笑い話など、多種多様な話で非常に盛り上がりました。地域と大学と行政が協力したシンポジウムは、新たな興味や学びを教えてくれました。これからもこのような機会が増えていけばいいと思います。