学長・野風草だより

No.582

No.582 2015年4月10日(金)

2015年度の大学の基本方針説明会

 2015年度の大学の基本方針説明会がD21教室で開かれました。佐藤理事長より法人の基本方針が説明され、私より教学の基本方針をパワポを使いながら説明しました(2015年度教学の基本方針説明会資料)。何よりも日頃の教職員の皆さまのご奮闘に対し、篤く御礼申し上げます。3つのことをお話ししました。第1に、2015年3月に行われた経済学部の卒業生アンケートに拠りながら、大経大生の4年間の意識動向の様子。第2に、現在の大学を取り巻く状況を、人類史的にどのように捉えるのか。第3に、以上に基づき、これからの大経大の教学をどのように進めていくかです。

 詳しくは、上のリンクをクリックして見ていただければと思います。経済学の卒業生の半数は、大経大が第1志望ではなかったですが、卒業する時には90%以上が大経大に来て良かったと思うようになってくれています。私が学長就任以来言っている「ゼミ・マナー・就職の大経大」は、マナーを除けば確実に定着してきていると思います。周辺の大学では派手な宣伝をしたり新学部を増設したりという動きがありますが、本学で地道に積み重ねてきたきめ細かい教育が、大学内外で確実に評価されてきています。
 21世紀は大きな転換期であり(広井良典『人口減少社会という希望』2013、見田宗介『軸の時代ⅠからⅡへ』2010)、新しい生き方、内的価値が問われています。高等教育機関として大学は、21世紀を創造していく青年たちにその社会的・歴史的使命を託さなければなりません。グローバル化が進む中、だからこそ今後は足元のローカル、日本文化が見直されていくだろうと思います。グローバル視野での日本語に関する本が出始めています。大阪発祥の古典芸能である文楽は、人形遣いの技、大夫の語り、三味線の響きが、人形を軸に絶妙のアンサンブルで、「人間、やっぱり情でんな」(竹本住大夫の本のタイトル2014)の世界を描いていきます。オレがオレがの「我」の世界ではなく、教職員、卒業生、在学生が一体となった時にこそ、大経大の飛躍があります。
 本学では2007年のミッションステートメントの策定以来、2008年の第3次中期計画、2014年の第4次中期計画と着実に事業計画をすすめてきました。中規模大学のメリットを生かしながら、学生目線でさらにきめ細かい教育を進めてまいりましょう。そして「経大プロフェッショナル」を育成して、大学内外に発信していき、大経大ここにありという存在感を示していきましょう。3つの大経大をさらに進化・深化させて、「ゼミの大経大」→「ゼミでつながる大経大」、「就職の大経大」→「中堅・大手企業とつながる大経大」、「マナーの大経大」→「あいさつでつながる大経大」をめざしましょう。そして、100周年(2032)には、「つながり度No.1」、「満足度No.1」、「達成度No.1」の3つのNo.1を実現しましょう。教職員の皆さまのご協力、ご支援を重ねてお願い申し上げます。