学長・野風草だより

No.595

No.595 2015年5月23日(火)

地域とつながるエクステンションカレッジ講座

 本学の研究支援・社会連携課のエクステンションセンターでは、地域の人たちに向けて、学習講座を開いています。始まって8年目になります(野風草だよりNo.372)。D館の2階を歩いていて、ICカフェ・イタリコを覗くと、何やら授業みたいなことをしていました。聞くと、人間科学部の藤原健先生が、対人コミュニケーションの心理学の講座でした。今回は1回完結型の講座で、受講者数は14名でした。
 受講生の感想をお聞きしますと、「対人コミュニケーションは、私にとって非常に難しいテーマですが、今日のお話は大変参考になりました。明日からこのことを生かしていきたいと思います。ありがとうございました。」、「ワーク「スリーエイト」では、色々な意見を聞いて、気づかされることを学べて良かったです。今日のような、知らない人とコミュニケ―ションを取りながら講座を進めていくことは意義があると思います。」、「固定観念でモノを見ていたなという新たな発見があり、大変勉強になりました。」とのことで、街中にある大学として、地域と方々とこうした講座でつながっていくのは、素敵なことです。

○藤原健先生のコメント
 この度,「対人コミュニケーションの心理学」という講座を担当させていただきました。コミュニケーションとは,簡単に言ってしまえば共有を目指すことです。どうすれば伝える・聞くを円滑に行い,共有を達成できるのか。答えは一朝一夕にみつかるものではありませんが,折に触れ,自分を取り巻くコミュニケーションを振り返ることは有意義です。今回の講座では,「非言語行動」と「対人関係」というテーマを軸に,2つの実習と2つの講義を盛り込みました。
 受講生が30代から60代の方々ということで,どのような雰囲気になるのか私自身も不安でした。しかしそんな不安はどこへやら。受講生の方々の温かい空気に包まれ,講座は大いに盛り上がりました。「視点が違うのは当たり前,じゃあそこからどうやって共有を達成するのか」。そんな前向きな勢いを感じることができて,私自身も元気をもらいました。あと,もしかすると, IC cafe での実施もよかったのかもしれません。今回のような内容の講座にとっては,おいしいケーキと飲み物が雰囲気を後押ししてくれたのだと思います(確か,空間も非言語行動だという研究があったはず)。自分にできることは多くはありませんが,「知」を触媒の一つとして,地域と大学がつながることには非常に大きな可能性を感じています。その中で,少しでも自分の貢献度を上げていきたいなと思いました。