学長・野風草だより

No.596

No.596 2015年5月23日(土)

「教職の大経大」を応援する卒業生の声

 だいけいだい教室がスタートしました。これまで定員50名だったのを、希望者が多くて今年度から70名に増やしたそうです。それでも、まだ待っている人がいるそうです。3年目となり、地域の方々からこうして期待してくれているのは、うれしいことです。子供さんの出席は、毎回60名くらいあります。それに教職志望の学生さんたち20名、30名が「先生」となって指導しています。顔なじみになったのか、和気あいあいとやっていて、横から見てても楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

 全員できちんと挨拶をして教室を終えると、学生さんたちのミーティングが始まりました。本日の教室の様子について意見を述べ合っています。今日は少々騒がしかったので、押さえるべき時はきちんと押さえて静かにさせよう。今までのD80から今日はD12でしたが、どうだったか、今後とも続けて使えるのだろうか。みんなが真剣に議論している姿は、「教師のたまご」そのものです。是非、教師になる!の志を貫いて、採用試験に合格してほしいものです。教師志望の自主的なサークルである「教師のたまご」はスタートしましたが(野風草だよりNo.580)、卒業して教師となって頑張っている先輩から応援のメッセージが送られてきましたので、紹介します。

○千葉県の中学校で教員をしている勝見俊介さんのメッセージ      
 みなさんはじめまして。卒業生の勝見俊介と申します。小部修先生よりみなさんのご活躍をお聞きしました。さて,教員採用試験に合格したことをきっかけに大学では多くの場面で話をする機会がありました。その時,当時の3回生に教員を目指す自主的なサークルである「教師のたまご」の設立を発案しました。設立しようと思った動機は,自分自身が大学で教師を目指していた時に、あるものが足りないと感じていたからです。それは「本気で教師になろうとする志を持った仲間が周りにほとんどいなかった」ということです。悪いことではありませんが,就職活動の片手間として教師を目指す人がいたことも事実です。そうした中でモチベーションを下げずに頑張ろうとすることは容易ではありませんでした。合格する前は自ら友人伝いに大阪教育大学のサークルに参加したり,一般の教員志望者団体に参加して面接練習や教育について語り合うなど、常に同じベクトルを持った仲間と励ましあい,頑張っていました。

 こうした経験の中で本気で教師を目指している学生に同じ思いをしてもらいたくないと思い,「教師のたまご」を立ち上げました。また,教員採用試験に臨むにあたり必要である基本的なノウハウも伝えようとも思ったからです。私事ですが,設立した翌年に2名合格したことは本当にうれしかったです。 現在もそのたまごが大きな原動力になっていることを大変うれしく思います。
 私は今,千葉県の八千代市で教員をしていますが,現場は若い力に溢れています。私の学校でも全職員の約半分は5年目以内の若年者です。事実,修学旅行や体育祭をはじめとした行事の中心的な役割を担うことが多くあります。こうした状況で教員になることを踏まえ,採用後は「即戦力」になるため,学生のうちから意識を高くして日々の大学の講義等に臨んでほしいとも思います。

 今,大学では教師を目指す学生に親身に対応してくださる先生方や対策講座などたくさんのサポートや支えがあると思います。また,先日,野風草だよりの記事を拝見させていただきました。その中で徳永学長のお話に「志を決して失わないこと」というキーワードがありました。これこそが教師になるために最も大切なものだと思います。合格した秘訣を聞かれたら,真っ先に「志を持ち取り組んだ結果」だとお答えします。

 そして,現在の代表である白樫さんのコメントには、「本音で夢を語る先輩の姿があった」と書いてありました。私が理想としていたことであり,うらやましくも思います。これからも互いに語り合える場であり続けてほしいと思います。最後になりますが,同じ目標を持つ仲間と語り合い,励ましあって採用試験を突破してください。これからのみなさんのますますのご活躍と吉報を楽しみにしています。