学長・野風草だより

No.610

No.610 2015年6月24日(水)

新入生特殊講義で、卒業生の社長さんが語る起業家精神

 卒業生で、中国・東南アジアをはじめとする国際物流の総合商社であるエーアイテイーの矢倉英一社長にお越しいただき、卒業してから現在までのヒストリーを語っていただきました。地元和歌山県の港湾業務の会社に就職し、3年後に転職して韓国、アメリカ、ヨーロッパ、インドネシアなどの海外勤務を続けていたこと。1995年の阪神淡路大震災を契機に、独立したこと。苦労続きながら、偶然やご縁に助けられながら、現在資本金2億7千万円、従業員数531名までに成長してきたこと。2007年の東証マザーズの上場、2011年の東証第一部への上場の際の苦労話には、思わず引き込まれました。
 学生さんには、「語学・会計・法律」の3つは、最低勉強しておいてほしいと言われました。こうした大先輩の活躍を間近で聞けることは、大経大ならではです。昨年の帝国データバンクの資料で、本学の社長数は、全国781校で第38位です。「鶏口となるも、牛後となるなかれ」(大きな集団の中で尻にいて使われるよりも、小さな集団であって長となる方がよい)。矢倉さんが学生さんたちに贈った言葉です。初代学長の黒正巌博士がよく言われていた言葉です。黒正イズムが、こうして今でも生きています。

○エーアイテイーの矢倉英一社長様(大樟春秋会会長)のコメント
 先日、OBとして新入生の皆さんの前で話をする機会を頂戴しました。学長の講義の中で、時間を頂戴する形でしたが、学歌から始めるスタイルに接し、なるほど愛校心と大経大魂を涵養するにはよい方法だと感服した次第です。さて私の話は、生い立ちや、卒業後のサラリーマンとしての生活から、起業して東証に上場し、現在に至るまでのことを、その時々の出来事を交えながら振り返り、あわせて学生諸君に期待することを述べたものでしたが、皆さんの非常に熱いまなざしに、逆に私の方が活力を頂いたように思います。皆さんの飛躍とご活躍、そして母校の発展を願ってやみません。まことにありがとうございました。