学長・野風草だより

No.617

No.617 2015年6月27日(土)

アスリート講演会に、元全日本バレー監督の植田辰哉さん

 アスリート講演会が開かれました。D10教室は300名を越える学生で埋まりました。260名のアンケートによれば、大変満足が61%、満足が31%、学生たちに大きな感動を呼びました。陸上部35名、バスケ部28名、ラクロス部27名、剣道部21名、自転車部19名、準硬式野球部18名など、ほとんどのクラブが参加しました。私は岡山・高松での教育懇談会で出席できませんでしたので、スポーツ・文化振興課の方に、以下、内容を紹介してもらいました。

 毎年恒例「フレッシュマンキャンプ/体育会本部主催」の新しいプログラムとして、「アスリート講演会2015」が6月27日(土)午前10時~11時30分、D館10教室で開催されました。本講演会は、体育会に入部したばかりの1年生部員に「良い選手である前に良い学生であれ」と啓蒙することが目的です。具体的には、ひとりの人間として大切なことや、礼儀、マナー、感謝の気持ち、各競技を行うにあたっての心構えなどを、一流アスリートによる講演から学び取ってもらおうということが狙いです。

 記念すべき第1回目の講師は、全日本男子バレーボールチームを16年ぶりにオリンピックに導いた、元監督の植田辰哉氏をお招きしました。「諦めなければ終わらない~そのために必要な『心・技・体』~」のテーマで、ご自身の体験から導き出した考えや想いを、会場を埋めた体育会の学生たちに熱く語っていただきました。
 植田氏は「2020年の東京オリンピックに向けて皆さんのためになる話をしたい」と前置きし、選手やリーダーとして成功するには「人任せではなく、当事者意識を高めることが重要」だと力説され、ご自身の選手時代を振り返りながら、自分の強みを持つことや、オンとオフのバランスを取ることの重要性を教えていただきました。そのうえで「伸びる選手は肯定から入ること、指導されたことを一度素直にやってみることが大事であること、またチームでは、お互いを認め合い、しっかりとコミュニケーションを取りながら、一人一人が自ら『考動』し、自主性・自発性を最大限に発揮することで能力が全開する」とスポーツ選手やリーダーとして必要な姿勢や心構えに言及され、大事な試合に勝つためには、戦力・体力・技術が必要であり、特に体力の向上が全ての要素を引き上げることを強調されました。

 さらに勝利へのマイルストーンとして「準備、心理的ペナルティ、規律・規範の徹底、練習中の約束ごと」などの重要性を訴え、「能力×情熱×考え方で結果が出る」として、「私も皆さんの目標となる人間を目指して頑張りたい」と締めくくられました。
 体育会クラブの学生は、世界の舞台を経験されたトップアスリートの話は非常に説得力があり、大きな刺激を受けたと感じています。アンケートにも数多くの前向きなコメントが見受けられ、学生ひとり一人がどのように変化していくのかが楽しみです。4年間の成長を見守り、今後も支援していきたいと思います。