学長・野風草だより

No.618

No.618 2015年7月14日(火)

パイプオルガン・MISIA・オペラ椿姫

 今までパイプオルガンの生演奏は聞いたことがありませんでした。本学の先生のご縁で、初めて聞くことになりました。いずみホールは、重厚な木目調の天井、壁、椅子、そしてシャンデリアで、ウィーン・フィルの本拠地ウィーン楽友協会大ホールをイメージさせるらしいです(行ったことありませんが・・・)。バッハ・オルガン作品全曲演奏会の第7回として、韓国の女性オルガニストであるオ・チャギョンの演奏で、「バッハ好みのロ短調」のテーマでバッハの曲を聞き入りました。高音、低音の入り混じる重層的なパイプオルガンの響きは、私には正直頭がクラクラしてしんどいなと思いました。いずみホールの音楽ディレクターである礒山雅さんの解説を聞いて、なるほどなるほどと理解は出来ましたが・・・これも何回か聞いてみてから、好きか嫌いかを判断することにしよう。次は、京都のコンサートホールのパイプオルガンを聞いてみましょう。

 MISIAの歌声は、“MISIA GREATEST HITS”(2002)、“Super Best Records-15th Celebration-”(2013)でよく聞いていましたが、いつか生で聞いてみたいと思っていました。1978年生まれでデビューして17年が過ぎています。中之島のフェスティバルホールでコンサート「MISIA 星空のライヴⅧ MOONJOURNEY」があるので、ネットで予約を入れてみました。抽選でしたが、何とか3階席を入手することが出来ました。ドラム、ベース、ギター2人、ピアノ、バックコーラス3人(うち1人男性)の生演奏で、3階までガンガン響いてきます。曲名などはわかりませんが、バラード、ソウルっぽいのやら、5オクターブの音域をもつ多彩なMISIAの歌声を3時間弱たっぷり楽しめました。未発表曲もありました。しゃべり、パーフォーマンスもチャーミングで気取ることなく、好印象でした。やっぱりライブはいいな・・・ただし、3階で良かった。1階の客席はおそらくファンクラブの人たちなのでしょうが、ほとんど立ちっぱなしで手拍手や手振りをしていたので・・・帰りは大いに満足して、また渡辺橋のお店で・・・

 マエストロ佐渡裕の指揮は評判ですが、ちょうどソプラノの森麻季が主演するオペラ「椿姫」があるので、西宮北口の兵庫県立芸術文化センターへ出かけました。4階席ですので、オペラグラスでのぞきながらの観劇です。イタリアオペラですが、横に日本語の訳詞が字幕で出てくるので、ストーリーは十分つかめました。一番驚いたのは、舞台全面に映像を駆使しての演出でした。19世紀のパリをイメージさせながら、ヴィオレッタの愛と哀しみを、森麻季が歌い上げていくのです。彼女のソロリサイタルを聞いたことがありましたが(野風草だよりNo.354)、やはりオペラの舞台では一段と輝いていました。「椿姫」(1853)はオペラ史上に燦然と輝くヴェルディ(1813~1901)不動の傑作らしいですが、第1幕の「乾杯の歌」しか知りませんでした。ジェルモン役のマーク・S・ドスのバリトンがいいなと思いました。