学長・野風草だより

No.689

No.689 2016年5月4日(水)

カナダ・トロントのヨーク大学を表敬訪問

 4月27日から5月4日まで、ゴールデン・ウィーク期間を利用して、崎田事務局長・石原国際交流課長・閻立国際交流委員長とともに、カナダ・トロントのヨーク大学を表敬訪問してきました。ヨーク大学へは、2011年から学生が認定留学しており、現在まで17人が行っています。2013年からは、夏季サマープログラムの語学研修に行っており、今年度は21名が行く予定です。私の4年生ゼミ生の2人の女子学生も研修に参加したことがあり、カナダ・トロントの思い出を楽しそうに語ってくれ、お土産まで頼まれました。
 これまでのメンフィス大学(野風草だよりNo.409)、イェーテボリ大学(野風草だよりNo.637)の表敬訪問とも、飛行機のトラブルが続いたので、今回はノートラブルを願って日本の飛行機会社で参りました。

 トロント空港には、ヨーク大学の語学センターであるYUELI(York University English Language Institute)の日本事務所の高見さんが迎えにきてくださり、以降万端のお世話でつつがなく日程を終えることができました。感謝申し上げます。YUELIの代表であるアイザックさんは、昨年の11月と本年の3月に本学に来校されており、旧知となっていましたので、ヨーク大の訪問もスムーズに進めることができました。
 Rhonda  Lenton  Vice-President はじめ、ヨーク大学の国際交流の担当者、ヨーク大学の教員、YUELIの担当者など、数多くの方々と懇談することがきました。これまでの夏季の語学研修に加えて、2月の語学研修はどうか、ヨーク大学から学生を派遣する場合、大阪経済大学で英語での専門講義はどれくらい用意されているか、など具体的な問題まで突っ込んで話し合いました。今後さらに検討を続け、交流を深めあうことで合意しました。

 ヨーク大学のキャンパスは、広い!広い!広い!で、11学部52,000人の学生がいます。ビジネススクールは、カナダでNo.1の評価を受けています。カナダは移民の国と言われますが、世界各国から5,800人の留学生を受け入れています。ちょうど本学から3名の留学生が頑張ってくれていましたので、懇談しました。3名とも経営学部の3年生で、2月下旬からトロントでの生活をスタートしました。次のように近況を語ってくれました。

●佐野 晶穂さん
 最初はホームシックで辛かったが、1週間を過ぎてから楽しくなってきた。ホームステイ先はフィリピン系のホームで、野菜の天ぷらを作ってあげて大変喜ばれた。困ったというより、当初、バスの路線がひとつと聞いていたが、複数あった。

●嶺 恵実さん
 当初、自分の英語力の低さに落ち込んでいたが、少しずつ自信がついて英語に親しみが持てるようになってきた。ホームステイ先がユダヤ教であるため決まりが多く、食事を作ってあげたいが作れないのが残念だ。

●齋藤 大祐さん
 トロントは治安が良い。ニューヨークにも行きたかったのでトロントを選んだ。ホームステイ先はイタリア系で食事が美味しい。困っていることは、ヨーク大学より北の方にホームステイしており、バス代がかかる。最近、日本食が食べたくなってきた。

 市内観光などもしましたが、やはり一番驚いたのは、ナイアガラの滝でした。私はアメリカにあるものと思い込んでいましたが、国境をはさんでカナダ側にもあるのでした。しかも規模はこちらのほうが数倍大きく迫力があります。観光船で滝の下を回遊してくれるのですが、水しぶきを浴びてびしょびしょになりました。帰りの飛行機から見た、3000m級の雪に覆われたカナデイアン・ロッキーの山並みとともに、日本では体験できない、「大」自然を実感しました。よくわかりませんが、地球創生のはるか太古の造山運動の違いなんでしょうか。

 もう一つうれしかったのは、MLB、大リーグの試合を観戦できたことでした。トロントはブルージェイズの本拠地で、数年前にはムネリン、川崎宗則選手が2013~15年在籍していました。相手はテキサス・レンジャーズで、ダルビッシュ・有はまだ復帰していませんでした。球場は青色のブルージェイズ一色で、一打一投ごとに大歓声が沸きます。試合は、2対3でブルージェイズが敗れました。
 行きの伊丹―成田―ワシントン―トロント、帰りのトロント―シカゴ―成田―伊丹の機中では、上橋菜穂子の『獣の奏者』シリーズ、全5冊、2,285ページを読み切ることができました。「ハイ・ファンタジー(異世界ファンタジー)」にどっぷりと嵌まり込み、ノンストップでした。長旅にも感謝です。本屋大賞の『鹿の王』で上橋さんの小説を初めて知り、『狐笛のかなた』でファンになり、今回のフライトのために『獣の奏者』シリーズはとっておきました。こんな壮大で、人間界と異世界の「あわい」を描ける小説家がいるとは・・・・感動しました。次の長旅には、『守り人』シリーズを取り置いています。