学長・野風草だより

No.699

No.699 2016年6月30日(木)

夏越の大祓で夏を乗り切る

 近くの吉田神社で、夏越(なごし)の大祓(おおはらい)の行事がありました(野風草だよりNo.478)。吉田神社のホームページには、おおよそ次のように紹介されています。大祓は古来より日本の伝統の神事として、毎年6月(夏越)と12月(師走)の年2回 、宮中を始め各神社において執り行われる大切な神事です。日常生活の中で知らず識らずに犯した罪や穢れを人形(ひとがた)に託して祓い清め、日々穏やかに過ごせるように願います。
 特に6月(夏越)の大祓は、厳しい夏を大神様のご加護を頂き、健康で無事に過ごせるように願います。、厄を託された人形を焼納した後に、参拝者と共にお祓いを行い、夏越の歌を唱えながら茅の輪を3度くぐります。神事終了の後、厄除け「茅の輪」を授与しています。

 我が家は吉田神社の氏子になっていますので、予め人形が配られてきます。そこへ1枚ずつ家族の全員名前と年齢を書いて、当日持参します。神主さんとともに、本殿に向かって「大祓詞(おほはらへのことば)」を唱和します。次に、境内に用意された火床で、人形を焼いていきます。そして、神主さん数名に先導されながら、「みなつきの なごしのはらひ するひとは ちとせのいのち のぶといふなり」と、大祓ノ歌を唱えながら、鳥居にしつらえられた大きな茅の輪を3度くぐります。吉田地域に根づいた行事で、近所の知り合いの方もたくさん来ており、談笑しながらです。茅の輪をいただき、帰宅してから作って玄関の昨年のを取り払い新しいのをかけて、家族全員の夏の無事をお祈りしました。

 今年は、境内で売られていたお菓子の「水無月」を買って帰りました。その説明によると、旧暦の六月朔日(30日)は、「氷の節会」と言われ、古来宮中ではこの日に氷室(ひおろ)の氷を諸臣に賜ったのだそうです。ここから氷をかたどった三角形の「水無月」を食べて、ひと夏を無事に送るという京都の風習が生まれたのだそうです。知らんかったな・・・数年前に五島列島、長崎、佐世保を訪れた際に(野風草だよりNo.258)、骨董屋で買った長崎三彩に盛って、美味しくいただき、この夏の無事をお祈りしました。野風草だよりをお読みいただいている皆様方へも、この夏の無事をお祈りいたします。