学長・野風草だより

No.730

No.730 2016年9月9日(金)

天高く馬肥ゆる秋に

 9月9日は、重陽の節句です。今はあまり言われなくなりましたが、旧暦では菊の花の季節で、菊の花びらを浮かべた菊酒を酌み交わしたのだそうです。粋ですね。桜の酒杯もありますね。秋深しになってきました、庭を見て、菊酒に想いを馳せていると、つがいのアオスジアゲハが飛んできました。2匹が楽しそうに舞い舞いしながら、じゃれついています。次の世代を残していくのでしょうか。目を移すと、今度はカマキリがセミをつかまえて食べかけています。というより、中の体液を吸っているのでしょうか。30分ほど観察し続けるうちに、セミは全く動かなくなりました。これも生き抜いていくための自然の営みですね。

 読売新聞から「幸せランチ」で、先生はお昼、何を食べていますかという取材が来ました。ええっ!お昼はコンビニのおにぎりに決まっているのに・・・・今さら、どこかのランチを食べるわけにもいきません。正直に書いたら、右の記事になりました(笑)(読売新聞8月5日付夕刊)。故郷松山でお祭りや節句の時に、おふくろが巻きずしや稲荷ずしを作ってくれたのをよく覚えています。父親が外で飲んで帰る時、よくお土産に握り寿司の折詰を持って帰ったのも覚えています。兄弟3人でじゃんけんをしながら、好きな寿司を食べていったのは懐かしい思い出です。

 下宿生活の大学時代のお昼の定番は、学食で「納豆」に卵、ネギ大盛りのご飯に味噌汁だけでした。納豆は松山で全く食べたことがなかったので、最初は隣の学生がネバネバした奇妙奇天烈な食べ物にびっくりしましたが、栄養があるということでガマンして食べていました。夜の定番は、「王将」で中華丼の毎日でした。安いし、早いし、栄養あるし、何よりうまいし。仕送りがあった時だけ、餃子1人前を追加しました。
 一乗寺に住んでいた大学院の時には、夜ご飯を食べてから、10時頃になって近くの「天下一品」のこってりラーメンを食べるのがお決まりでした。まさに麻薬のスープで、ガマンできなくなるんですよね。まだ屋台のテントの時で、スープを残すと、大将が「今日の味おかしいか?」と聞いてきたものです。それぐらい、熱心に商売されていました。その後、そこに店(今の一乗寺総本店)を持ち、あれよあれよという間に全国チェーンにまで広がりました。
 今は、とくにこだわっている食べ物はありません。おいしく楽しくお酒が飲めれば、「幸せディナー」です。